平成16年度鹿児島市学校教育研究大会中間報告
1.研究主題
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教職員の研修を深め、教職員の資質の向上を図る |
2.研究仮説
仮説1 計画的に多様な研修を行うことにより、各領域における共通理解と深化が図られ、教職員の資質向上と実践化につながるのではないか。
仮説2 研修内容の柱に「総合的な学習の時間」をおくことにより、教職員共通の研修課題とつながり、研修が深められ、ひいては生徒一人一人の「生きる力」につながるのではないか。
3.職員研修内容決定までの流れ
@ 前年度研修の反省・次年度研修希望アンケート配布・回収
A アンケート結果報告・研修テーマ決定
B 次年度研修計画案提出・見直し
C 次年度研修計画決定
※ 職員より要望の多いものを中心にバランスよく計画する。
4.今年度の取り組み
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日 程 |
内 容 |
担 当 |
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4月 5日 |
教育課程(年度初めの説明)研修年間計画 |
教務 |
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4月19日 |
特別支援教育について |
特別支援教育 |
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4月26日 |
「総合的な学習の時間」共通理解 |
総合的な学習の時間 |
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5月10日 |
人権同和教育 |
人権同和教育 |
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5月21日 |
評価について(教科部会) |
学習指導・評価 |
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5月24日 |
生徒指導(生徒の実態把握) |
生徒指導 |
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6月14日 |
評価の方法・通知表 |
学習指導・評価 |
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6月28日 |
進路指導について |
進路 |
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7月12日 |
パソコン研修(ネットワークシステム・LAN) |
視聴覚 |
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8月 2日 |
応急処置法 |
保健・安全 |
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8月20日 |
いじめ問題・不登校の事例研究 |
生徒指導 |
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9月13日 |
生徒指導 |
生徒指導 |
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10月 4日 |
「総合的な学習の時間」(中間反省・次年度の計画) |
総合的な学習の時間 |
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10月18日 |
人権同和教育 |
人権同和教育 |
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11月 1日 |
カウンセリング講話 |
生徒指導 |
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11月15日 |
教育課程 |
教務 |
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12月20日 |
教育課程 |
教務 |
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1月24日 |
教育課程・次年度研修テーマ検討 |
教務 |
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1月31日 |
教育課程・「総合的な学習の時間」年間反省 研修のまとめ |
教務 |
※ 学年部会を中心に、随時「総合的な学習の時間」の研修を実施する。
5.具体的実践
(1)実践1 《 「総合的な学習の時間」共通理解に関する研修 》
@日時
4月26日(月)
A研修内容
平成16年度教育課程「総合的な学習の時間」読み合わせ
○ 全体テーマ・重点目標の確認
テーマ:『 共 生 』
重点目標:1 社会生活におけるマナーを身につけた生徒を育てる
2 自ら考え、問題を解決できる自主性を持った生徒を育てる
3 相互に思いやりの気持ちを持ち、協力し合う、協調性を持った生徒を育てる
○ 共通活動内容の確認
・「読書・補充学習」 「各行事にかかわる活動」
○ 各学年活動内容の確認
・ 1年…「基礎学習」「職業インタビュー」「クリーンタイム」
・ 2年…「修学旅行自主研修」「職業講話」「クリーンタイム」
・ 3年…「発展学習」「職場体験学習」「一日校外学習」
Bまとめ
テーマと重点目標を確認し、全職員の共通理解を行うことで「総合的な学習の時間」のねらいに統一性を持たせた。
各学年の活動内容を共通理解したことで、新しく赴任した職員も今後の見通しを持つことが出来た。
年度当初に話し合うことで、実態に即した活動計画の具体的な修正、見直しも行うことが出来た。
(2)実践2 《 人権同和教育に関する研修 》
@日時
T 5月10日(月)
U 10月18日(月)
A研修内容
平成16年度における人権同和教育の進め方
○ 本校の人権同和教育目標の確認
『人権同和教育について正しい認識と理解を深め、人権尊重の精神を養い具体的な生活の中に生かすことができるようにする』
○ 実践テーマの確認
『認め合い支えあう学級づくりをどう進めたらよいか』
○ 各学年での取り組み
1年生…【「なかまづくり」を基本とした「学級づくり」をどう進めていくか】
2年生…【本校の実態に応じた「人権を考える授業」をどう作っていくか】
3年生…【本校の「進路保障」のとりくみをどのように進めていけばよいか】
○ 講師を招いての研修(10月18日)
Bまとめ
本校の人権同和教育に対する目標を確認し、各学年で具体的な取り組みの目安を設定することで、具体的に取り組みやすくなった。また、全職員の人権意識を高めることにつながった。講師を招いての研修では講師の実体験にもとづいた講話を聞き、教師と生徒との関わりのあり様について見直すことができた。
(3)実践3 《 パソコン活用に関する研修 》
@日 時
7月12日(月)
A研修内容
学習情報センターより講師派遣
学習情報センター・学校図書館・パソコン室をつないだテレビ会議の実演
校内LANの活用の仕方
Bまとめ
ネットワークシステムを使ったテレビ会議を実際に体験したことで、授業等へのパソコン活用にも広がりを持つことができた。また、校内LANの使用により、これまでパソコン室でしか行えなかったインターネットの活用も教室で行うことができることを全職員が認識することができた。様々な授業への活用実践が期待される。
(4)実践4 《 評価に関する研修 》
@日 時
6月14日(月)
A研修内容
各教科の評価
総合的な学習の時間の評価
通知表の見直し
Bまとめ
目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)について確認するとともに、昨今の情報開示の流れを鑑み、評価の透明性・統一性について議論した。各教科の教科部会において評価基準を明確化し、一冊の資料にまとめることとなった。
また、総合的な学習の時間の評価は、各学年の特徴的な活動を中心に文の形で表現することを確認した。
通知表は評価の観点などを若干修正した。
(5)実践5 《 生徒理解に関する研修 》
@日 時
T4月19日(特別支援教育について)
U5月24日・9月13日(生徒指導:生徒の実態把握)
V8月20日(いじめ問題・不登校の事例研究)
A研修内容
T特別支援教育について
情緒学級の新設を機に、本校の特別支援教育の目標・経営方針などを確認
LD・ADHDについての研修
U生徒指導(生徒の実態把握)
家庭訪問において把握した生徒の実態の全職員における共通理解
夏休み明けの生徒の動向等の共通理解
Vいじめ問題・不登校の事例研究
Bまとめ
特別支援教育における本校の経営方針や年間計画などを共通理解することが出来た。また、LDやADHDといった障害についても研修を深めた。これらの障害については判断の難しさなど様々な面で整備を進める必要性を感じた。
また、家庭訪問後の研修では、学校生活において注意しなければならない心身上の留意点について共通理解を図った。
6 成果と課題
【成果】
総合的な学習の時間の研修により、教職員の総合的な学習の時間への取り組みに具体的な道筋を与え、先を見通した授業の組み立てができるようになった。また、今年度は総合的な学習の時間完全実施から3年目にあたり、本校の総合的な学習の時間の抜本的な見直しを考えていた年度なので、教職員それぞれが総合的な学習の時間について考える契機となった。
また、評価の研修では、各教科それぞれが観点別評価および評定のあり方について、基準を明確にすることが出来た。また、教科相互の評価における関連性を考えることにもつながり、それを意識した教科運営を行うなど教員の資質向上にもつながった。
生徒理解の研修では、本校の抱える諸問題、生徒個々の理解に向けた研修がなされ、学年や教科として関わっていなくとも同じ本校の生徒として生徒をとらえることに役立った。また、特殊教育に関して、本校は2つの異なる特別支援の必要なクラスを設置しているが、特別支援教育を担当する教職員だけではなく、全職員が共通に考えるべきこととして、連携を図るようになった。
【課題】
各研修内容に合わせ、効果的な研修を推進していくために、
@ 事前の研修準備
A 研修形態(全体・学年・教科など)
B 研修内容のまとめ
といった点をさらに考慮することが必要と考えられる。そのため、各研修における係の事前打ち合わせなどを定着していきたい。
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