平成19年度 鹿児島市学校教育研究大会実践研究主題報告書

1 実践研究主題

学ぶ意欲を高め,生きてはたらく学力の定着をめざす校内研修

〜基礎的・基本的内容の定着を図る算数科学習指導法の研究〜

2 研究の概要

確かな学力の育成のために、算数科を中心に次の点について実践研究を進める。

(1)      学ぶ意欲を高める指導

(2)      基礎的・基本的内容確実に定着させるとともに、知識・技能を実生活の場で活用する力の育成を図るような単元構想

(3)      単元の特性及び児童の個人差に応じた少人数集団作りや指導法の研究

限られた校内研修の時間を有効に使うために、次のようにテーマ研修(全体研修)と学年部研修に分けて、実践研究を進める。

【テーマ研修】 算数科の理論研究を中心に進める。

【学年部研修】 実践研究の場とする。

@ 学年部ごとにテーマを設定し,研究計画を立てて進める。

A 1年間に1回は学年部主体の研究授業を行う。そのうち1回は,全体での研究授業とする。

B 学年部研修の時間は,目的や必要に応じて15:3017:00の間で時間設定を行う。

C 全体での理論研究をもとに学年部において実践研究を進めていくだけではなく,学年部が主体的に実践研究を進めながら理論を構築していくように研究を進める。


3 研究の内容

1 本校における算数科学習の基本的な進め方

2 学年部研修の取り組み

 @ 低学年部
    第2学年「たし算とひき算」
    ・具体的操作活動を取り入れた算数的活動
    ・多様な考え方を引き出す工夫

 A 中学年部
    第4学年「一けたでわるわり算」
    ・学習問題の焦点化
    ・学び合いの場の工夫
    ・評価の工夫


 B 高学年部
    第5学年「分数」
    「子どもの習熟の程度に応じた少人数学習指導」

3 本校における少人数指導Q&A



4 研究の成果と課題
 <成果>
 ○各学年部のテーマにもとづいて,実践研究を進めることができた。

 ○基礎的・基本的内容の定着を図るために,診断的・形成的・総括的評価を生かしながら指導の工夫を行うことができた。

 ○基本的な学習指導過程に従って,全校的に共通に学習指導がなされた。



 <課題>
 本年度は,学習問題をどうとらえさせるか,意欲をどうもたせるか,そして,どう基礎的・基本的内容を身に付けさせるかを中心に研究してきた。

今後は,習得した知識・技能を活用する中で,考える力を高めていくような研究を進めていきたい。

 例えば次のような内容が挙げられる。
  ●子どもの生活と結びついた学習課題や学習問題の設定の工夫

  ●様々な情報の中から必要な情報を取り出し,関連付けて解決するような学習の展開

  ●学習した内容を,生かす場の設定

  ●子ども同士で,理解したことを説明したり質問し合ったりする活動の設定
 

 また,研究推進については,全体研修での理論研究と,学年部研修での実践を密接に関連付けて,効率的で効果的な研究を推進していく必要がある。