
| 8月号 |
| 心をきたえよう |
| 以前、ラジオで次のような話を聞いたことがあります。去年の選抜高校野球大会に九州の代表校の一校として佐賀商業高校が出場しましたが、実は、佐賀商業高校は、11年前の夏の高校野球大会で、鹿児島の樟南高校との決勝戦に勝ち、見事全国優勝を果たしています。ところが、その後成績がパッとしなかったのですが、優勝メ
ンバーの一人が母校の先生として赴任してきて、野球部長になりました。この部長さんが指導したことが大きく二つあるそうです。 1 アウト・セーフに関係なく、一塁へはその1.2メートル先まで全力で走る。また、見逃し三振をしない。そうしないと、相手にプレッシャーを与えられないし、甘く見られて野球の流れが相手チームに行ってしま うのだそうです。 2 もう一つは、心を鍛えるということです。例えば、名前を呼ばれたら大きな声で返事をする、靴やスリッパ を脱いだらきちんと揃える、挨拶をしっかりする、というようなことです。まるで、就学前の子どもに言いそうなことに思えますが、これが物事の基本だということです。 この二つを目標に掲げながら一生懸命練習を続けた結果、めきめき強くなって、九州大会でベスト四に残り、去年の選抜大会に出場できたというわけです。ある時、遠征に行ったとき、同じ旅館にたくさんの高校生がいたそうですが、佐賀商業の高校生だけが玄関の靴を他の高校生の分まできれいに並べて、旅館の人達も感心したそうです。 ところで、名山小学校は「心」はどうでしょうか。お互いを思いやる優しい気持ちがあふれているでしょうか 。いつも気持ちのいい挨拶ができているでしょうか。トイレのスリッパはきれいに並んでいるでしょうか。いじめや仲間はずれはないでしょうか。 一学期を終えるに当たり、子どもたちと「心」の点検をしてみたいと思っています。 |
名山小学校 校長 末永 利治 |