7月号
 子どもの秘めた可能性を発揮させよう
            
 
 「鹿児島国道事務所周辺みち案内マップ」によると,国立病院九州循環器病センター隣りの高野山最大乗院の境内にフランキー堺さんの碑があるというので訪ねてみました。
 フランキー堺さんといっても若い方々には馴染みが薄いかも知れません。50歳代以上の方なら必ずや御存知のはずです。昭和4年2月13日,鹿児島市生まれ。本名は堺正俊さん。
 私は,テレビの再放送で見たドラマ「私は貝になりたい」や映画「写楽」に出演された姿が印象的に記憶に残っていますが,俳優だけでなく,音楽家,落語家(桂文昇),大阪芸術大学教授など,多彩な能力を発揮されました。マルチタレントの草分けという声もあるぐらいです。ブルーリボン男優主演賞や芸術祭文部大臣賞,第30回モンテカルロ国際テレビ祭最優秀主演男優賞,紫綬褒章等,国内外で数多く受賞されるなど,まさに大物俳優でした。
 高野山境内に行ってみますと,その碑には,落語の師匠である桂文楽さんによる
「さまざまに かわり榮えする いい男」という碑文がありました。まさにフランキー堺さんを語るにふさわしい名文ではないでしょうか。
 我々の身近にこんな素晴らしい郷土の先人がいらっしゃったことをたいへん誇りに思うとともに,元気をもらったように感じました。
 ところで,この1年間の各学年・学級や日本語教室・ことばの教室あるいは金管バンド等の子どもたちの学習の様子や成長した姿を見るとき,子ども一人ひとりの秘めている能力や可能性のすばらしさを実感します。
 私たち大人は,子どもたちの可能性を引き出し最大限に伸ばしてあげる責務を負っているのではないかと思うことでした。


名山小学校 校長 末永 利治