平成22年度鹿児島市学校教育研究大会に係る研究実践経過中間報告
鹿児島市立谷山北中学校
1 研究主題をもとにした具体的な取り組みについて
(1) 基本的な考え方
ア 本校の教育目標を具現化するために,経営方針,努力点,生徒の実態などを踏まえ,教職員の実践力の向上に結びつく研究を目指す。
イ 年間研修計画を立案し,研修が深化され,その成果が全体に生かされるよう全職員の共通理解のもとに研修が推進できるように努める。
ウ 研究授業を通した研修は,教科部会を中心に指導案検討を行い,事前の教材研究が充実したものになるようにする。また,その授業には教科・学年にかかわらず多くの職員が参加し,互いの資質の向上に努める。
エ 外部講師招聘の際には,研修内容に応じて,各主任及び研修係が事前に打ち合わせを行い,遺漏のないようにする。
(2) 研究主題
~コミュニケーション活動や助け合い活動を通して,生徒の主体性の育成を目指す~
「確かな学力を育む教育活動はどうあればよいか」
(3) 研究主題設定の理由
近年、小中学生による非行や犯罪も増え、犯罪の低年齢化が社会問題となってきている。また、若者のフリーターやニート、高校の中退なども増えてきている。教育現場では、不登校、学力低下、学級崩壊などの問題を抱えている。これらの問題の背景には、周囲とのコミュニケーションがうまくとれず、豊かな人間関係が築けなかったり、目標を持つことや意欲に乏しかったりすることなどが原因であると考えられる。
現代の教育では,生徒の「生きる力」の育成が大きな目標の一つとして掲げられている。この「生きる力」には「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」などさまざまな要素がある。本校では、教育目標に「生きる力」の要素の1つである「豊かな人間性」の育成が掲げられており、3年間研修に取り組んできた。この3年間の研修の成果や課題、生徒の実態などをもとに、今年度は、「生きる力」を育成するための基本とも言える「確かな学力」の育成に着目した。
本校の生徒の実態を見ると、ほとんどの生徒が学習や学校行事、係活動などに真面目に取り組んでいる。しかし、学年が上がるにつれて受け身の姿勢が強まり、発表したり積極的に活動したりする生徒も固定化し、集団への所属意識が低下するように感じる。また、本校は1小1中という環境から、自分の意見や考えを持っているにも関わらず、少人数で授業や活動をする時などは積極的に自分の意見を発表したり質問したりすることができるのだが、学級や学年全体となると、周囲を気にし、人と違う意見を発言することができず、他人の意見に追従してしまう傾向がある。さらに、学習や係活動などでも出された課題や人から言われたことはやり遂げるのだが、自ら主体的に考え、行動できない生徒も多い。
以上のことから、生徒の主体性を育成するためには、全教育活動を通して生徒が自ら考え、判断し、学び、行動できる力を身につけさせることが必要である。特に授業を通して、「自己表現能力」「他人と意見が異なった場合の思考・判断力」「意欲的に学習に取り組む態度」を育成することで、自己肯定感や集団への所属意識が高まると考える。また、このような力は学習面だけでなく、学校行事や係活動、基礎・基本の定着、さらには自分の将来の生き方にもつながると考え、上記のテーマを設定した。
(4) 研究の仮説
全教育活動を通して、生徒が自ら考え、判断し、行動する力を育てることで自己肯定感や集団への所属感も高まり、何事にも意欲を持ち、主体的に行動できると考える。
そのためにも、教科・領域・学校行事などにおいて、指導・支援のあり方を明確にし、工夫や改善していくことで、集団の一員としての自覚をもち、目標をめざし、主体的(意欲的)に考え行動できる生徒の育成につながると考える。
2 研修の内容について
(1) テーマに関して
ア 一人一役を徹底させるための専門部活動の内容検討,生徒会活動や行事などにおけるリーダーの育成や指導の在り方
イ コミュニケーション活動を通し,生徒同士が互いの良さを認め合い,思いやりの心を育てる道徳教育の在り方
ウ 主体性な活動を通して、自己肯定感や集団への所属意識を持たせる特別活動や学級経営のあり方
・学級目標の設定や係活動などのあり方、朝の会や帰りの会等の内容や進め方などの検討
エ 生徒が意欲を持ち、主体的に考え学ぶことのできる各教科における授業の在り方
オ グループ活動を通した、コミュニケーション能力を高めあえる具体的手法
カ 各教科,領域における共通理解・共通実践
(2) 一般的な研修
ア 事例研究を通した生徒理解と個々の生徒にあった適切な指導方法の研修
イ 人権意識の向上に向けた研修
ウ 情報活用能力の向上に向けた研修
エ 特別支援教育に関する研修
オ 進路指導,キャリア教育に関する研修
カ その他(教育課程,学力向上,保健関係等)
(3) 全体研修,教科等研修の流れ
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回 |
月 |
日 |
曜 |
全体研修の内容 |
企画・運営 |
教科等研修 |
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1 |
4 |
26 |
月 |
H22年度の研修計画について テーマ研修における領域の取り組みについて検討 |
研修係 各領域主任 |
年間研究計画の立案
標準学力検査結果分析
定期テストの問題作成
実力テストの問題作成
観点別評価の検討
評定の検討
指導法の検討 |
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2 |
5 |
7 |
金 |
生徒理解・生徒指導事例研究 特別支援教育 校内体制について |
生活指導係 特別支援教育係 養護教諭 |
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3 |
6 |
14 |
月 |
テーマ研修①:基礎学力向上 NRTの分析・基礎基本分析 各教科の取り組みなど(小中連携) |
学習指導法改善係 各教科,研修係 |
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4 |
7 |
16 |
金 |
テーマ研修②:実証授業(教科) |
研修係 10年目経験者研修 教科主任 |
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5 |
8 |
2 |
月 |
情報活用能力 |
情報教育係 |
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6 |
8 |
20 |
金 |
テーマ研修③:テーマ研修に関する講話 |
研修係 |
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7 |
9 |
28 |
火 |
保健関係、性教育など |
養護教諭 |
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8 |
11 |
5 |
金 |
テーマ研修④:実証授業(特別活動) |
研修係 6年目経験者研修 領域主任 |
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9・10 |
12 |
20 |
月 |
教育課程 進路指導・キャリア教育 |
教務 進路指導主任 |
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11 |
2 |
14 |
月 |
人権教育 |
人権教育係 |
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12 |
2 |
28 |
月 |
テーマ研修⑤:1年間のまとめ |
研修係 |
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次年度の計画 |
※ 6月・・鹿児島市小中連携研修会 ※ 10月・・研究の中間報告(WEBサイト上)
※ 2月・・鹿児島市学校教育研究大会 ※ 3月・・研究の最終報告(WEBサイト上)
3 研究の実際
(1) 4月26日「H22年度の研修計画について」
ア 研究テーマについて共通理解を図り,年間の研修計画の内容の確認
イ 研修テーマにおける道徳,特別活動,生徒会での具体的な取り組みについてまとめた(内
容)。
(2) 6月14日「中山小・谷山北中連携研修会」
ア 生徒指導をテーマとした意見交換会の実施
イ 各教科に分かれ学力向上に向けての情報交換会の実施
ウ 研修会冊子の作成(夏季休業中に配布)
(3) 7月16日「実証授業」(美術)
ア 授業参観
イ 授業研究
(4) 8月20日「生徒理解のための講話」
講師:有馬 菊湖 氏
4 テーマに向けた具体的取り組みと今後の課題
(1) 生徒の自己肯定感の実態を知るアンケート調査の実施(平成22年4月9日実施)
生徒自身の自己肯定感に関するアンケートを実施した。学年ごとに実施し,グラフの値は全校生徒の集計結果である。質問とその解答結果をグラフに示す。
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アンケート結果より,自己肯定感が不十分な生徒の割合が4割近いことがわかる。この数値を少しでも減少させるためにテーマにそった具体的な取り組みを積極的に行う必要がある。また,このアンケート調査は学期ごとに行い,研究テーマの取り組みの評価として活用していきたい。
(2) 「テーマ研修:実証授業(美術)」具体的実践例
美術科 学習指導案
実施日時 平成22年7月16日 4校時
実施学級 谷山北中学校 1年2組
男子23名 女子17名 計40名
実施場所 谷山北中学校 A棟4階美術室
指導者 教諭 上野 康広
1・題材名「自分のマークを作ろう」(デザイン・表現)
2 題材について
(1)目標
①ポスターカラーの基本的な扱い方を理解し、彩色することができる。
【創造的な技能】【関心・意欲・態度】
②文字の形からイメージを喚起し、デザイン化,彩色することができる。
【発想・構想の能力】【創造的な技能】【関心・意欲・態度】
③色の感情について知り、それを意識して制作することができる。
【創造的な技能】【発想・構想の能力】【関心・意欲・態度】
④友人の作品を鑑賞し、良い所を見つけることができる。
【鑑賞の能力】【関心・意欲・態度】
3 指導にあたって
題材観
美術の授業では、色彩の基本的な理解は、とても重要な学習になっている。本題材「自分のマークをつくろう」ではイメージを持って彩色することの楽しさを味わわせたいと考えている。
また、中学よりデザインの分野も学ぶことから、デザイン用具の基本的な扱い方を本題材を通して理解させたいと考えている。特に、デザインの技能の基本であるポスターカラーの平ぬりを体得させ、中学校3年間のデザイン技能面での基礎を固めたい。
美術の授業では、発想の段階でつまずくことにより、学習を進めることができなくなることがある。本題材では、デザインの基本技能の体得に重点を置くため、作業途中でのつまずきを極力避けたいと考えている。そのため、マークに使う文字を1文字から2文字,使用する色を2色までに限定することで進度差をできるだけなくし、デザインの基本技能の体得に重点を置くことができると考えた。
生徒観
本学級の生徒は美術の学習において全般的に意欲的に取り組んでおり新しい課題や製作の活動に関心を持って取り組もうとする姿勢が感じられる。1学年では「自然物のデザイン」において基礎的なデザインの方法,ポスターカラーの彩色の仕方を学習した。しかし,自分なりのイメージを色や形にスムーズに置き換えられた生徒とそうでない生徒,思ったような色彩の彩色・混色表現や作業の技能において個々の能力や苦手意識の開きがみられ,完成作品の仕上がりにもばらつきが見られ,学習の過程で具体的な提示を用いて取り組み内容を徹底させることも必要であることがわかった。そのためにはより効果的な一斉指導,進度に応じた適切なアドバイスや個別指導のありかたについて工夫することも必要であり,また,作品の制作過程において生徒同士の意見交流をより積極的に取り入れ,学習活動の活性化を図っていくことも有効と考える。
美術の活動についてのアンケートの中で以下の5項目が自分にとって
(1得意である 2まあまあ得意である 3少し苦手である 4かなり苦手である)のアンケートの結果は以下のとおりである。
1年2組(40人中38人回答)





アンケートの結果は「絵の具で色を塗る」事に関して各項目のなかで「少し苦手」「かなり苦手」が合計65%と最も多く,反対に「色鉛筆で色を塗る」に関しては「得意」「まあまあ得意」合計84%と苦手意識を持っている生徒は少ないようである。これは中学校ではじめて扱う画材,ポスターカラーの正しい扱い方が身についていないことが苦手意識を特に強めている原因と考えられる。今回の学習でポスターカラー正しい効果的な扱い方を身につけ,苦手意識を克服し創作活動に自身を持って取り組める力をつけさせたい。
研究テーマとの関連
「確かな学力を育む教育活動はどうあればよいか」
~コミュニケーション活動や助け合い活動を通して,生徒の主体性の育成を目指す~

今回の題材で「確かな学力」と結びつく3つの柱は,まずポスターカラーの使い方の体得,自分の作品について発表する場の設定をすることで自己表現能力を高め,TV・書画カメラを通した視覚的効果の高い一斉指導と,作業が遅れている生徒に対しての個別指導で意欲的に学習に取り組む態度を育成したいと考える。また鑑賞でお互いの作品のよさを認めあい,班内でお互いの作業の進呈具合の確認,助け合い学習をすることで他人と意見が異なった場合の思考判断力を育成することにつながると考える。例えば、後かたづけの時に周りに気を配りながら活動したり、友人の作品を見たとき、心ない言葉を口にしたりしないように指導したい。
4 指導計画
(1)マークの役割,自分のマーク制作の作品の条件(課題把握)…1時間
(2)アイデアスケッチを通して構想をねる,下がき …1時間
(3)ポスターカラーの使い方(平ぬり)の学習~彩色 …(本時1/1.5)
(4)鑑賞・評価 …0.5時間
・今まで学習の流れ
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段階 |
学習活動 |
指導上の留意点 |
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課題把握
50分 |
※題材や目的の内容を理解する。
・教科書・資料集や教師の準備したマークの参考例を見てマークの持つ働きや目的について考える。 ・「わかりやすく・印象的であること」がマークのデザインの重要性であることを理解する。 ※自分のマークについて理解する 条件 ・自分を表すイラストを入れる。 ・文字またはイニシャルを入れる。 ・単色もしくは2色で考える。 |
・身近なところで見ることのできるマークなども取り上げる。
・マークのデザインでは「わかりやすく・印象的であること」がマークのデザインの重要であることを指導する。
・ワークシート1を使い ①自分の名前から一文字選ぶ ②自分を象徴するもの ③好きな色(1色選ぶ,混色した色でもよい) を確認させる。
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発想構想50分
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※アイデアスケッチを通して構想をねる。
・自分を象徴するもので何がイラストできるかを発想していく。 ↓ ・人物・部活の道具・趣味・好きな動物 好きな食べ物… ↓ ・アイデアスケッチを繰り返しながら構想をまとめていく。 ↓ ・画用紙に清書 |
・机間巡視をしながら,ここのアイデアのよさが引き立つようなアドバイスを心がける。 ・イニシャルや文字の形の工夫がデザインに深みを与えることを考えさせる。
・アイデアを単純化させるために,定規やコンパスで図案をまとめる方法も可。
・のちにポスターカラーで彩色することを意識させ,彩色しやすい描画をするようアドバイスする。 |
5 本時の指導
(1)題目 自分のマークの彩色
(2)目標
・ポスターカラーの基本的な扱い方を理解し、彩色することができる。
【創造的な技能】【関心・意欲・態度】
・文字の形からイメージを喚起し、自由に彩色することができる。
【発想・構想の能力】【創造的な技能】【関心・意欲・態度】
(3)本時の展開(3/4 4/4) 研究テーマとの関連=☆自己表現能力 ○意欲的に学習に取り組む態度
△他人と意見が異なった場合の思考判断力
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段階 |
学習活動 |
指導上の留意点 |
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3校時 導入
5分 |
1 題材の学習内容の確認 2 本時の学習内容と目標の設定 ・ポスターカラーの基本的な扱い方を確認してマークを彩色しよう。 |
・板書で本時の作業の段階を短時間で確認させる。 |
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展開 45分 |
3 ポスターカラーを使用する時の基本的な技法「溶く水の量,筆の選択,筆の向き,混色,重ね塗り」を確認する。 (10分)
4 彩色の準備をする。 (5分)
5 ポスターカラーで彩色する。 (30分) |
☆○TV,書画カメラを使い,平塗りに適した混色・水加減・筆の選択・筆への絵の具の含ませる量,筆さばきなどがわかるように教師が実演する。 ☆△生徒間で水加減・筆の選択などが適当か各段階で確認をさせる。 ・本日の作業が、ポスターカラーによる彩色のため,ゆとりある作業スペースを確保するように促す。
☆○配色でつまずいている生徒については、机間巡視の中で発想の手掛かりになるようなヒントを与えていきたい。 ☆○ポスターカラーの基本的な扱いに問題のある生徒についても机間巡視の中で指導していきたい。 |
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4校時 展開 10分 |
6 学習カードを記入する。 (10分) |
・ワークシート2で自分の活動について項目ごとに反省をさせる
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終末 40分
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7 完成作品を互いに鑑賞し味わう。 ※ 自らの作品について工夫した点努力した点を簡潔に述べる。 1班持ち時間5分×6=30分 (30分)
8 後かたづけ (10分)
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☆○△書画カメラに作品を掲示させ,自分の作品の工夫点や,考え方などを発表させ,友達の作品のよさについて発表させる。また,友人の作品を見たとき、心ない言葉を口にしたりしないように指導する。 ・作品が汚れないように注意しながら後かたづけをするように促す。
・他の生徒の作品を汚さないよう,作業の邪魔をしないように後かたづけするように注意する。
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(3) 校内のギャラリー化
生徒の図画や,硬筆,毛筆,その他の作品などを各学年の廊下に掲示し校内のギャラリー
化を行う。これにより,生徒の自己肯定感の向上が期待される。
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(4) 生徒会一人一役の徹底
生徒一人一役の徹底により,学校生活における自己有用感を育てる。また,リーダーの育成や互いの長所を認め合える組織づくりをねらいとする。
ア 各専門委員会の常時活動の見直し
一人一役の徹底を図るために,現状に合わせた係り活動を展開する。関係職員と生徒会専
門部長・副部長の生徒らと共に見直し作業を行うことにより,生徒会活動をよりよくする達
成感を生徒自身が得られるようにする。
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<活動の見直し例>
イ 常時活動の定期的な反省
常時活動の反省を相互に行うことにより,一人一役の徹底と,互いの常時活動を認め合い,高めあえるような機会をつくる。本校では常時活動の反省の機会がなかったので,月に1回の学級専門委員会の場でその機会をもうけることにした。今後,実施する回数を増やし,週に1回の頻度で行えるようにしていきたい。
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<常時活動反省用紙>
(5) 中間報告のまとめと今後の課題
昨年度は各教科で細かく共通実践項目を設けて研究を進めてきたが,本年度は全校共通し
て取り組めるものとして,生徒の自己肯定感を育てる生徒会活動の充実と道徳教育の充実を
積極的に行っている。
アンケート調査からも分かるように,生徒が自己有用感を得られる学校生活を送ることが
最終的に生徒の主体性の育成につながることと考えている。そのために,各教科の授業はも
ちろんのこと,生徒会を通じた生徒同士のコミュニケーション活動の活性化を更に図っていきたい。