平成18年度鹿児島市学校教育研究大会![]()
実践研究報告
1 実践研究主題
| 主体的に学び続ける生徒の育成 〜「自ら学ぶ力」と「基礎・基本」が身に付く授業の研究〜 |
※文部科学省「学力向上拠点形成事業」H17〜19年度推進校八幡小学校(城南小)との連携を進めながら研究を進める。
主題は八幡小とほぼ同一でH19年度まで継続主題 とする。
2 研究仮説
| 仮説1 子ども一人一人が課題意識を持ち主体的に問題を解決する学習過程を工夫すれば,子どもたちは学ぶよさを知り,基礎・基本を身に付け,主体的に学び続けるであろう。 仮説2 学校と保護者がともに子どもの学びを見届け,家庭学習を充実させれば,子どもたちは望ましい学習習慣を身に付け,主体的に学び続けるであろう。 仮説3 中学校でつまずきやすい学習内容(数学中心)について,小学校と連携をとり指導法を工夫すれば,子どもたちは小・中連続して主体的に学び続けるであろう。 |
3 研究の概要
|
(1) 「生きる力」を育むための基礎・基本の充実に努める。 ア 学業指導の充実を図り,「基礎・基本」が身に付く授業の研究を八幡小・城南小と進める。 ・ 数学科におけるTT等の工夫。(小学校との共同研修含む) ・ 教科・領域ごとの研究授業の実施。(小学校との共同研修含む) ・ 家庭学習を充実させるための研究。(小学校との共同研修含む) ・ 「学習の手引き」の活用。(小学校との共同研修含む) イ 進路指導の充実に努める。 ウ 心の教育(積極的な生徒指導)に努める。 ・ 生徒指導の共通理解を図るための研修の工夫。(小学校との共同研修含む) ・ 「朝の読書」を中心にした読書指導の充実。 ・ ボランティア活動・JRC活動の充実。 エ 生徒理解に基づく充実した集団づくりに努める。 ・ 係活動の充実・学級経営及び学級集団づくの充実・歌声の響く学校づくり。 ・ リーダーの養成。 ・ 生徒主体で行事を成功させる力の育成。(実行委員会の組織化等) オ 道徳教育の充実に努める。 ・ 授業を共通実践で確実に取り組む。 ・ 道徳的実践力を育成する。 ・ 道徳における人権同和教育の推進。 (2) 総合的な学習の時間の充実を図る。 ア 総合的な学習の時間の意義・ねらい・評価等についての研修。 イ 総合的な学習の時間の計画立案。(次年度も含む) ウ 総合的な学習の実施と反省。 |
4 研究授業などの実践例
| (1)小・中連携研修会(城南小)に8名参加:6月6日 ○2年・6年算数授業参観・授業研究 ○分科会T(小・中連続して学び続ける子どもの育成について) 本校からは志水教諭実践発表 ○分科会U(家庭や生活の中で学び続ける子どもの育成について) 本校からは高橋教諭実践発表 |
|||||||||||||||
(2)八幡小2名の先生が中学校で授業(1年数学・1年国語 指導案データは八幡小HPに掲載予定):6月9日
|
|||||||||||||||
| (3)本校・八幡小学校合同研修:7月10日(指導者 市教委橋口先生) ○1年数学研究授業(志水教諭:指導案PDF 学習プリントPDF)1の2 ○意見交換 図書館にて <小学校の先生の感想より> ・小学校から中学生となり、子ども達の輝く姿を見ることができてうれしかった。中学生はあまり発表しないと聞いていたが、よく発表していて、笑顔も見る ことができた。 ・暑い中、生徒たちが意欲的に活動していて、日頃の充実した授業の様子が伺われました。志水先生のきめ細やかな計画、教具の準備、指名など、とて も勉強になりました。 ・生徒同士の教えあい、学び合いを取り入れている点が参考になりました。
|
|||||||||||||||
| (4)八幡小5年算数研究授業に参加(校長・研修係):7月6日 | |||||||||||||||
| (5)1年理科研究授業(平松教諭:指導案PDF):1の3 11月16日 ○授業者反省より ・1年生で研究授業をしたのは、学力検査等を見て、1年次は通過率が高いが2年で下がっている傾向があるのが気になっているから。小学校で培ってきたも のを維持したいと考えている。実験技能や、意欲関心を高めるとことを意識してやっているし、大切にしたいと考えている。本時の授業では実験に時間をかけ たが・・・1時間では足りなかった。導入では小型カメラを初めて使ったが効果的だったと思う。(顕微鏡映像も拡大できるので便利)実験のまとめが十分でな かったので、次回結果の確認・まとめをしたい。水上置換法は小学校でやっており中学校ではじめてやったがうまくいったと思う。 ○授業参観者の声 ・導入でTVに拡大して映したのは良かった。 ・板書のしつけもよくなされていた。 ・初めての実験であれば、具体的な操作についてもう少し説明がほしい。(試験管への線香の入れ方など)→事前に教師演示で見せているが、酸素を採るのに 3本を3〜4分かかった。(生徒は教師の1.5倍〜2倍かかると考えて授業設計をしたほうがよい。) ・気体のにおいを嗅ぐのに、実験器材(ゴム栓)のにおいが強く生徒が勘違いしていた。フォローが必要。 ・線香のどこを見るのか見るポイントを抑えたほうがよかった。 ・導入が課題解決的な学習を意識したものでよかった。 ・線香に火をつけるのに着火マンを使ったが意図があったのか?マッチを使う機会を増やしてほしい。 ・フィルムケースの実験ではもう少し安全面の徹底がほしい。(自分でしないことなど) ・班別学習であったが、班の能力差があった。席順はその辺を考慮して行いたい。 ・学級の雰囲気がよく、生徒の反応も良かった。(学級経営の大切さ)
|
|||||||||||||||
| (6)1年社会研究授業(1の3村上教諭:指導案PDF):1月22日 ○授業概要 思考させる場面が設定された授業で子ども達も楽しく活動していた。教師の指導で興味・関心が違ってくるな〜と実感した。(本校の生徒に聞くと,いつも社会 は好きな教科NO1である。) 導入部で,天明の飢饉の時の噴火で階段下で折り重なるように亡くなった親子の白骨写真を見せ,なぜ二人が亡くなったのかという所から授業が始まった。こ の写真だけでなく,この地域の地図なども資料としてあり,教師のヒントで徐々に真相が明らかに・・・。展開部ではこの飢饉の前後の政治について調べ・まとめ るというものだった。 ○授業者反省より ・いつもどおりの授業をやろうと考えた。 ・導入がうまくいかなかったのが反省点。 ・郷土の偉人までは時間的に厳しいと思っていたが・・・、次時で補足したい。 ・資料活用能力が弱いので、そこを補う授業を考えた。また、歴史地理が弱いので、歴史の時間も地図を必ず利用している。 ○授業参観者の声 ・授業のしつけもよく、班活動、一斉、個人活動がうまくなさされていた。 ・興味関心を高めるために、資料がとても効果的だった。 ・指導案フレーム番号3・4のところで深みをもたせられたらもっとよかった。 ・改革をした2名のうち、一人に焦点を当て深く取り上げる方法もあったのでは。 ・板書が構造的でなかったのが残念だったがいい問題提起になる授業だった。
|
|||||||||||||||
| (7)家庭学習充実のために(家庭との連携) ○「学習の手引き」の有効活用について(手引きの一部資料 技術・家庭科分PDF) ○PTA理事会や学年・学級PTAでの話し合い |
|||||||||||||||
| (8)生徒指導便り「ノーサイド」を利用した家庭との連携について (生徒指導便り一部資料PDF) |
|||||||||||||||
|
(9)市学校教育研究大会で本校発表
2月15日鴨池中で行われた研究大会で本校の今年度の研究の取り組みを発表しました。(脇田・重山が参加。学力向上について小学校との連携、研究授業の様子など学力向上について)玉龍高校を含む中学校23校の研修担当者が参加しての大会でしたが、発表後の質疑では、小中連携の方法、家庭との連携方法、図書活動の進め方、学習の手引きの活用法、数学のTT指導と英語の少人数指導の効果、50分授業の組み方などたくさんの質問や意見交換を行いました。 市学校教育研究大会実践発表資料(PDFデータ) 大会の前半はTV会議システムを利用して吉野東小の発表と意見交換を行いました |
|||||||||||||||
※ 平成19年6月15日(金)午後から小中連携研修会(中学校学力向上推進事業公開を兼ねた)実施予定
研究授業は数学・社会の予定です。先生方・保護者の方・地域の方、是非御来校ください。