学校長挨拶

龍が昇る天(そら)は、今日も無限です!

 

校長 秋 元 達 也

 

 令和3年度がスタートしました。「with コロナ」として2度目の春です。ただ、私たちはこの間、様々な経験を積み重ね、そして多くの科学的知見も得てきました。コロナウィルスへの対応は慎重に進めますが、それと同時に、生徒たちの一生で一度きりの学校生活の充実についても、昨年度以上に積極的に取り組んでまいります。それが、創立81年の歴史と伝統を持つ、本校の今年の決意です。

 もちろん、生徒たちは元気です。中高一貫教育校として再スタートを切って16年目になりますが、13歳から18歳までが自らの目標実現のために個々として、そして集団として輝く姿は、本校の前身である鹿児島市立中学校、鹿児島市立高等女学校、さらには鹿児島玉龍高等学校で繰り広げられていた若者たちの青春の姿と、生活のスタイルこそ変われ、その実質は同じものなのだと考えます。これまで、県内・県外、そして地球的規模で活躍する多くの人材を輩出してきたという伝統と誇りに、中高一貫教育校としての新たな取り組み(高校生が中学生に学習指導等を行う「玉龍郷中(ぎょくりゅうごじゅう)」や中高協力し合った生徒会活動・部活動、さらには合同の体育祭・文化祭など)が加わり、より効果的に充実した教育活動が展開されています。このことにより、単に3年+3年なのではなく、6年という濃密な「玉龍」での学びがより豊かに保障されるわけです。

 多くの学校で「文武両道」が目標として位置づけられています。しかし本校では、それは目標ではなく、生徒たちが体現してくれている日常です。その中で、生徒一人一人はそれぞれ自らの「思い」を大切にしつつ、他者の「思い」も尊重しながら、「人」としての自分の生き方を高め続けています。より多様な思いをベースに、自らの在り方を論理的に模索し、多面的な生活の側面を充実させる学校生活を送っている本校の生徒たちこそ、これからのダイバーシティな社会において、人々を導き、幸福な社会を実現する原動力になり得るものと、校長として確信しています。

 令和3年度が始まりました。前年度同様、この先も何が待ち受けているのか誰にもわかりません。しかし、中学校360人、高校710人、合計1070人の若き龍たちが目指す天(そら)の広さは、今日も、そしてとこしえに無限なのです。

 

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