学校長挨拶

ごあいさつ    

 
 校長 阿多 威文


  鹿児島玉龍の歴史は,昭和15年4月に開校した鹿児島市立中学校並びに鹿児島市立高等女学校に始まります。その後,昭和21年に鶴嶺高等女学校を市立高等女学校に吸収合併し, いくつかの変遷を経て,昭和25年に学校敷地を新しく玉龍山福昌寺跡の現在地に求め,男女共学で普通科の鹿児島県玉龍高等学校となり,さらに,昭和32年に鹿児島玉龍高等学校と改称されました。そして,平成18年には鹿児島玉龍中学校第1期生が入学して鹿児島玉龍中高一貫教育校としてスタートし,今日に至っております。
 「潑溂・躍進・玲瓏」の校訓のもと,「文武両道」「行学一体」の伝統を継承し,「知・徳・体」調和のとれた人材の育成と,難関大学など生徒一人ひとりの進路目標達成を目指して中高一貫教育の充実と進化を図っています。
 校訓の中で私が最も好きなのが「玲瓏」という言葉です。「玉などが透き通るように美しいさま。明るく光り輝くさま。」「玉などが触れ合って,美しく冴えた音で鳴るさま。音声の澄んで響き渡るさま。」という意味ですが,
玉龍生は,玉龍生になった瞬間から玲瓏たる存在となります。その根拠は「瓏」の文字に象徴されます。「瓏」の部首は「たまへん」です。したがって,偏(へん)は「玉」,旁(つくり)は「龍」となります。要するに,「瓏」という文字自体が「玉龍」を表しているのです。
 玉龍生一人ひとりが玉,いわゆる宝石のように光り輝く存在である。一人ひとりが触れ合うことで響き合い,学校全体が美しいハーモニーを奏で,互いに高め合う。それによって,更に一人ひとりの輝きが増す。玉龍はそんな学校です。
 本校には,行動をもってこれからの在り方を示唆してくれる先輩方がいます。時に励まし合い,時に競い合う級友たちがいます。そこで揉まれ,切磋琢磨することで,それぞれがまばゆいばかりの光を放つはずです。
 鹿児島玉龍は生徒一人ひとりの夢の実現を全力で応援する学校です。今後も,進化を続ける玉龍生の活躍にご注目いただくとともに,温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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