この木なんの木の答え

　玉龍を見守っているあの木は…「ヒマラヤスギ（マツ科）」だそうです。そして，あの薄緑の塊は，球果（松ぼっくり）です。今は淡い色ですが，茶色になり，球果の鱗片の隙間にある種は風に飛ばされ，鱗片は重たいのでパラパラと落ちるのだそうです。そして！　球果の先端は，バラバラにならずそのまま落ちてくるそうで，これがなんとバラの花の形なので，『シダーローズ（Cedar rose）』と呼ばれていて，クリスマスリースなどに活用されているということです。これまで，あまり気にしたことがなかったので，今年は楽しみに見つけてみようと思います。

　さて，この木の根元には「皇太子殿下御成婚記念樹」と書かれた碑があり，裏を見ると昭和３４年と記されていました。６０年もの間，この木はここにあるんですね。正門から昇降口に向かっていく途中にある木です。登下校時に少し立ち止まって見てくださいね。