掃除をすれば見えてくるものがある

　ある朝、７時前のことです。まだ静寂に包まれた学校の階段から、何やら「サッサッサ」と音がしました。不思議に思って階段を上がると、そこには黙々と掃除をしている３年生の姿がありました。声をかけると、「この前の高校朝礼の講話の中で、『掃除をすれば見えてくるものがある』という大倉教頭先生の言葉が心に響きました。」と話してくれました。そして、３年生の廊下に上がると、そこにも掃除をしている数名の３年生の姿がありました。

　周囲の言葉を真摯に受けとめて、自分にもできることを考え、行動することができる玉龍生の姿を見て、心が温かくなりました。