校長あいさつ

 

 

「他とともに,よりよく生きる生徒の育成」の実現のために

 

 1年生173人,2年生150人,3年生158人,教職員44人で新年度をスタートしました。着任して間もなく,うれしいことがありました。放課後の校内を見ていたとき,教室に置かれている机やイスが,整然と並べられており,清々しい気持ちになりました。全ての教室が同じ様子でした。この風景を見て,生徒も教師も同じ思いで学校生活を送っていると感じました。星峯中学校で当たり前にやっている事の良さに気付かせることで,誇りをもたせ,生徒も教師も同じ思いで,これからも取り組んでいきたいと思います。
 さて,本校の学校教育目標は「他とともに,よりよく生きる生徒の育成」です。この目標には,「自立」と「共生」,この二つのことを実現できる大人になってほしいという思いが込められています。これからの社会は,予測不能ともいわれますが,そんな社会を逞しく生きていける子供を育てていくために,「よりよく生きる」とはどういうことなのか,「他とともに」とあるのは,どうしてなのかを,生徒,保護者,教職員で共有し,考えていきたいと思います。また,本年度は,学校運営協議会が発足します。地域とともにある学校づくりを進めていくためには,地域と目標を共有したり,よりよい学校づくりに向けて進むべき方向を明確にしたりする過程で,熟議,協働,学校のマネジメントが強く求められます。星峯中学校の生徒の確かな学びと育ちの実現をめざし,学校と保護者・地域が協働し,社会総がかりで,互いに高め合いながら力を発揮していく教育活動の基盤としていけるよう努めてまいります。
 保護者の皆様,新型コロナウイルス感染症による影響が少しずつ減少していく中ではありますが,学校行事などの教育活動への影響が避けられない状況が続いています。しかし,生徒も教師も同じ思いで,一人一人の生徒に寄り添いながら,充実した教育活動を進められるよう取り組んでまいります。各家庭においても,基本的な生活習慣を身に付けさせ,健康で積極的な学校生活が送れるように声掛けや見届けをしていただき,学校と家庭とが連携して生徒の教育に当たれればと考えます。
 また,日頃から様々な支援をしていただいている地域の方々にも,心から感謝申し上げます。引き続き,本校生徒の活躍の様子を温かく見守っていただくようお願いいたします。

 

                       鹿児島市立星峯中学校 校長 益満 裕美   

                    

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