学校長あいさつ

 伊敷中学校は,鹿児島市立となった昭和26年度から,鹿児島大学教育学部の代用附属校として,本県教育の未来を担う学生に教育実習の場を提供してきました。本校で学んだ学生は,県内はもちろん県外を含めた多くの学校で活躍しています。
 また,本校は,本県の教育研究の中心校として,これまで途絶えることなく,時代の要請や学習指導要領の改訂を受けた研究主題に基づき,理論研究や授業実践に取り組んでまいりました。その成果は毎年実施している研究公開等によって広く県内外に情報発信しています。本校が,本県における中学校教育推進の中核としての役割を果たし続けることができますのは,ひとえに保護者や地域の皆様のご理解とご協力の賜と感謝しております。

 

 そんな本校の研究の根本目的は,第一に子供たちの幸せを願い,社会を生き抜く力を高めることです。子供の実態をスタートラインに据え,昨年度からは,目指す生徒像に「自ら意味を考え,正しく判断,行動できる生徒」を掲げ,人に指示されなくても自立し行動できる生徒を目指しています。見通しのたたないコロナ禍の今,どんな困難があっても,その困難を自らの力で乗りこえることができる,たくましい生徒の育成を目指し,全職員一枚岩となって努力したいと考えていますので,伊敷中学校へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


                            伊敷中学校 校長  龍 義文

トップへ