学校長あいさつ

出逢いの準備をする

 

 別れと出逢いの季節,3月がやってきました。この季節には,これまでも様々な出逢いと別れがありました。

 この時期は,学年の区切りであり,卒業そして入学の季節でもあります。社会人の方々にとっては,3月の下旬からすでに新しい仕事に就き働き始めている人も多いのでしょう。

どちらかというと,3月は別れのみを意識する時かもしれませんが,併せて,出逢いの素晴らしさを重ねて感じる時期でもあります。

 

 人には出逢いがあれば,必ず別れがあるものです。ともすれば出逢いは偶然と思えますが,何らかの縁に導かれていることから教育実践家の森信三先生は,「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える,しかも一瞬早すぎず,一瞬遅すぎない時に」と述べられています。

 つまり,ある必然性をもって出逢いを果たしていると考えられるのです。何らかの縁により出逢い,そして共に過ごす。このことを大切に愛おしく振り返る時期です。

 子供たちと出逢い,交流し,そして別れる…というこの一連の記憶は,単に同じ時を過ごしたばかりではなく,一緒に学校の歴史を創ってきた仲間ということになります

 

 子供たちが,何気ない学校の日常について振り返るのは,まだまだ先のことかもしれません。しかし,改めて学校の沿革を見直した時,そこに生き生きと活動してきた子供たちと先生方の姿に感動することがあります。

 これまでの学校生活を振り返る3月。思い出にふける時間もなく4月はあっという間にやってきます。新たな生活がまた始まるのです。別れは突然やって来ることもありますが,日々精一杯活動して悔いを残さない過ごし方をしたいものです。このことが,次の素晴らしい出逢いを導いてくるのだと思っています。

3月は,よいスタート,そして出逢いのために準備をする月でありたいものです。

 

 

【教育目標】 わくわく登校 にっこり下校

 

【校訓】   元気よく なかよく 考える

 

【キャッチフレーズ】あこうの緑の下「あいさつ,読書,あせ」みんなが がんばる城南っ子

 

【目指す子供の姿(育成したい資質・能力)】

  あ…あいさつ,返事,言葉遣いのよい子供

  こ…根気よく,考え,表現する子供

  う…運動・健康と生活リズムを整える子供

 

【一学校一改革】聴いて 考え 行動するひと工夫

 

                        学校長  髙山 謙一

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