学校便りから
学習者主体の授業
校長 石岡 秀久
「令和日本型の教育」について、一部ご紹介させていただきます。
さて、学校の授業というと、生徒・保護者の皆様は、どのようなイメージをお持ちでしょうか?多くの方がイメージするのは、全員が黒板を向き、先生の発言や板書・要点をノートに記載する。先生の「いいか、分かったか?」「今日の宿題は、教科書何ページから何ページまで」といったところではないでしょうか。先生は教室の誰よりも発言し、1クラス全員の注目を集めています。
「令和日本型の教育」の目指す授業は「学習者主体の授業」であり、教師に求められるものは「ファシリテーター」としての役割になります。教室の主役は教師から学習者へ変化しなければいけません。入試制度や学習環境が整備されなければ難しい点はありますが、社会が求める人材の育成は学校教育の目指すものの一つです。社会が変化する中で学校・授業も変化しなければならないはずです。先生方と研修を深めながら「生徒が楽しく通える学校、生徒一人一人の資質を伸ばす学校」を創っていきたいと思います。
甲東中愛
校長 石岡 秀久
地域コミュニティの会合や卒業生の方々とお会いする機会が多々あります。皆さん共通でお話しされることは、甲東中で過ごされた懐かしい日々(バイオレンスな日常もありますが・・・)と甲東中への期待と愛情です。地域の方々をはじめ見守られているんだと感じます。
さて、現在、甲東中は外壁の修繕等の工事が進んでいます。台風で足場が大丈夫かと危惧いたしましたが、地震にも台風にも大丈夫でした。外壁塗装につきましては今年度の事業では実施されませんが、校歌の歌詞にもある「白亜の校舎」が復活するかもしれません。かつての写真で確認しますと正門は電車通り側にあったようです。モダンな作りで視察も多かったとお聞きしました。
変わるもの、変わらないものそれぞれあると思いますが「甲東中愛」だけは失うことなく、卒業生から在校生へ、そして、今後、甲東中に入学する子供たちに引き続いてほしいと願っています。
挑 戦
校長 石岡 秀久
早いもので、間もなく1学期が過ぎようとしています。7月13日(土)には中央公民館で合唱コンクールも催され、生徒それぞれが素晴らしい成果を見せてくれました。振り返ると様々な学校行事・学校外行事もありましたがずいぶん前のような気がいたします。
私自身は久々に鹿児島市の勤務になりまして、会う人それぞれから「硫黄島でおいしいもの食べすぎたんじゃない」、「楽してんじゃねーか」などと言われました。暗に「太った」と言いたいのだろうと察しはつくのですが・・・。認めたくはないのですが、確かに自覚はあります。避けていた体重計に乗ってみたところ、初めての数値が表示されていました。 「やばい」
スマホでよくあるトレーニングジムへ入会手続きを済ませました。実際に運動してみると案外心地よく、なぜもう少し早く取り掛からなかったのだろうと感じることでした。9月までに―10kgを目指そうと思います。
甲東中の生徒の皆さんも、この夏に何か挑戦してほしいと思います。挑戦するためには「健康な身体」が必要です。生活習慣の確立、疾病・虫歯の治療を済ませ、充実した夏休みを過ごしてください。元気な表情で2学期に会いましょう。
「あんな大人には、なりたくない」
校長 石岡 秀久
自分自身が中学生だった時期は、はるか昔の45年前という事実に驚愕しています。生徒数も多く、学年9学級もありました。「受験」や「部活動」は、いずれも競争だったように思います。他人と比較し、「勝った、負けた」や「優劣」、「幸か不幸か」というような考え方をしていたと思います。
社会では「落ちこぼれ」や「荒れる学校」が話題となっていました。身近な大人のモデルである自分の親を客観的に眺めて「あんな大人にはなりたくないなあ」と考えていました。裕福でも貧乏でもなかったのですが、生活のために我慢をしたり、勤労のために疲れていたりする姿を「みじめだ」と感じていたのだと思います。子供を育て上げる苦労や喜びなんて知るはずもないので、テレビや雑誌、虚構の世界比較していたのかもしれませんし、大人に対して批判的だったからでしょう。
しかし、いざ自分が親になってしまうと同じような大人になっています。家族のために仕事もします。我慢や疲労もあります。私の子供が私を見て「あんな大人にはなりたくない」と思っているかもしれません。「みじめだ」と思っているかもしれません。子供にはわからないかもしれませんが、「あんな大人」も案外いいもんですよ。
子育て真っ最中の保護者の皆様、体に気を付けて「あんな大人」を楽しんでみましょう。お互いに。
目標達成に向け、計画を立て、実行する!
校長 村上 勝美
あと3日もすれば、42日間の夏季休業日がやってきます。ここ数年、夏季休業に入った7月の後半に、全生徒と保護者を対象とした3者相談を行い、夏季休業前半の学習や生活の様子を個別に語る機会があることから、本年度は出校日を8月21日の1日のみとしています。
生徒にとっては、どうすれば目標達成に近づくことが出来るのかを自分で考えて計画を立てることがより大切になってきます。
【目標を立てる】
たとえば、夏休み期間中に勉強を頑張りたい場合に、まず1つ目の目標として結果目標を立てることです。「夏休み明けの実力テストで5教科のテスト平均点が80点を超える。」というように具体的な目標になっているでしょうか。このように数値目標を決める場合には、今の自分を振り返り、達成できる範囲内に設定することがポイントです。次に、その結果目標を達成するための具体的な「行動目標」を加えて、「夏休み期間中、平日は毎日3時間勉強して、休み明け実力テスト5教科の平均点が80点を超える。」というように自分が結果目標を達成するために、何をするかということが明確になっていることが大切です。
【具体的な計画】
次に3時間の学習内容です。いざ、学習を始める時には、何をするかをはっきり決めていることが大切です。例えば、最初の30分は、国語の漢字帳100字を2ページする、数学ワークの連立方程式の問題に解くなど、すぐに始められることが、スムーズな学習につながります。
また、長い休みの中には、予定していなかったイベントなどで、学習計画していた日に、時間が取れないことも考えられます。そのため、計画を立てる段階で、学習の予備日を決めておくことも、長期の計画を実施していくために必要なことです。
自分の納得のいく計画を立て、実行し、修正しながら取り組むことで、目標が達成できるように頑張りましょう。
充実した学校生活を!
校長 村上 勝美
5月中旬から急激に暖かくなり、夏服で登校する生徒が多くなりました。本年度から衣替えのタイミングを生徒各自の体感や体調に合わせて、生徒が選択するようにしたことから同じ日でも、個々によって感じ方が大きく異なることに改めて気付かされました。
6月も、3年生は1日(木)から2日間にわたり、高校説明会を実施するなど、14校の高等学校の先生から直接話を聞き、生徒が自分の将来を考えるうえで必要な情報を収集する絶好の機会があります。いろいろな特色がある高校の話を聞き、今後幅広い選択肢の中から自分に合った進路を決めて欲しいと思います。
7日(水)からは、運動部に所属する生徒にとって目標としてきた市郡中学校総合体育大会が始まります。3年生にとっては、最後の大会となりますので、万全の準備をして大会に臨んでください。この大会は、授業の一環としての大会ですので、生徒のみなさんには、これまで練習や稽古を通して身に付けたことを出し切ること、大会への参加を通して多くのことを学ぶことを期待しています。そして、チームメートを始め、これまで指導していただいた方々、そして何よりもずっと応援してくれた家族への感謝の気持ちを伝えることができると嬉しいです。本校の生徒は、13日(火)から、バスケット、サッカー、バレーボール、弓道、剣道と順次出場予定です。
将来の自己実現に向けて 全校生徒241名のスタートです!
校長 村上 勝美
新年度が始まり、1か月がたちました。1年生は、標準学力検査や心臓・内科・眼科検診など、検査・検診を含めて中学校での様々な行事を経験し、慌ただしく毎日の学校生活を送ったことと思います。中でも、4月25日(火)から2泊3日の日程で行われた集団宿泊学習に向けて、準備の段階から生徒相互・教職員との人間的な触れ合いを深めながら中学校生活のスタート段階で実施できたことは、集団生活のルールを身に付けるうえで、大きな収穫でした。また、2・3年生は、新たな学年・学級と先生との出会いもあり、甲東中の中堅、最高学年として、順調な滑り出しが出来ていると感じます。
今月は、新型コロナウイルス感染症の影響により過去3年間実施できなかった3年生の職場体験学習も5月16日(火)から3日間実施する計画です。ご協力いただきます各事業所の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。また、それぞれの事業所で学習する生徒を見かけられましたら、励ましの声掛けを頂ければ、ありがたく思います。
本校では、学校教育目標として、「心身ともに健康で、学ぶ意欲と豊かな人間性があり、変化に柔軟に対応できる生徒を育成する。」ことを掲げており、「進路を見据えた『確かな学力』の育成」をすることを重点目標の1つとしています。
生徒のみなさんが、これからの社会の中で、自らの可能性を伸ばし、多様な人々と協働しながら、豊かな人生を切り拓き、よりよい地域・社会の創り手となっていくために、自分らしい生き方への実現に向け、中学校生活を通して多くのことを学んで欲しいと思っています。
生徒も教職員も学び続け、共に成長したい
校長 村上 勝美
本年度最後となる学年末テストを終え、その答案が生徒に返されつつあります。テストや調査は、生徒にとっては、今の実力を知り、これからの取組について生かしていくためのものです。自分の答案を確認し、どこが理解できて、どこが不十分なのかを知ることによって、何を重点的に勉強すればよいかをはっきりとさせ、目標をもって学習に取り組ませたいものです。また、それぞれの学年で学ぶ内容をその学年のうちに身に付け、新たな進学先、新たな学年で気持ちのよい新学期を迎えられるようにしましょう。
また、教職員にとっては、平素の指導について、ふり返る機会でもあります。力を入れて指導した内容が生徒のテスト結果に十分反映されていないようであれば、テスト返却時に、詳しく解説を加えるなど、復習の時間を設けています。また、普段の授業をよりよいものにするために、研究授業を行っています。2月は、英語と国語の2教科で実施しました。英語の研究授業では、授業の様子を職員全員で参観し、その後、授業について互いに意見を出し合いながら学び、学んだことを指導に生かすことによって、各教科の授業の改善につなげています。
生徒も教職員も共に学び、高めあう甲東中でありたいと思います。
目標をもち、目標達成のための目標を決めよう!
校長 村上 勝美
3年生を対象として4月に実施しました全国学力・学習状況調査では、国語、数学、理科の問題に加え、生徒に生活面や学習面についての質問紙による調査も実施しています。
その中の1つ「将来の夢や目標をもっていますか」という質問に対する3年生の回答は、以下のとおりでした。 (数字は%)
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A あてはまる |
B どちらかというと、当てはまる |
A+B |
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甲 東 中 |
30.6 |
14.3 |
44.9 |
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鹿児島県 |
43.0 |
26.4 |
69.4 |
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全 国 |
39.8 |
27.5 |
67.3 |
4月は県や国と比べると、「夢や目標をもっている」と答えた生徒の割合が少なかったのですが、この約半年で多くのことを経験し学んできた今、同じ質問に対する3年生の回答は百パーセントにどれだけ近づいたでしょうか。また、1、2年生の皆さんはどうでしょうか。
当たり前のことかもしれませんが、夢をもちその夢を実現するための目標をしっかりと決めることができれば、最後まで頑張ることができます。だからこそ、甲東中生徒一人一人に夢や目標をもってもらいたいのです。
【夢(目的)は目標の先にある】
似たような言葉に、「目的」と「目標」があります。違いを簡単に言えば、目的が「ゴール」で、目標はその目的に向かうための「過程」ということ。目標は大きくなくてもよいので、自分が達成できる範囲で目標を立て、一つ一つの目標を達成し、自分の夢に近づいていきましょう。
【進路選択は、人生の大きな目標設定】
さて、今月の後半には3年生の三者相談を予定しています。その際には、まず主役である3年生の生徒自らが家庭で自分の考えを家族に伝え、十分に話し合ってから担任との相談に臨んでください。中学3年生の進路決定は、多くの生徒にとって、初めての大きな決断を迫られる場面だと思います。だからこそ真剣に考え、しっかりと悩み、自分で納得して決めてほしいものです。
新たなことを始めるために、「やめることはないか」を考えよう!
校長 村上 勝美
2学期が始まりました。2日は実力テスト、11日には体育大会と、学習面と体育面の両方で生徒が頑張る姿を実感し、うれしく思っています。
体育大会の実施に当たっては、甲東セミナーの保護者の方々が中心となり、事前の会場整備や事後の後片付けと多くの協力を頂きました。また、体育大会当日は、多くの保護者の方々の参観もいただきながら、開催できたことに改めて感謝いたします。
今後も、学校全体での「はばたきフェスティバル」や生徒会の役員改選、1年生の集団宿泊学習や2年生の修学旅行と様々な行事が目白押しです。そのような2学期の学校生活を充実させるためには、気持ちの面と体力面の両方が充実していることが必要です。
【充実した学校生活のために】
これまでの生活のリズムに加え、新たに行事への取組の準備をすると、とても時間がたりません。睡眠時間を短くしますか。それは絶対にやめましょう。「栄養」「運動」「睡眠(休養)」という健康の3大要素にかかわる部分は、必要な時間を確保しましょう。もう少し言えば、「バランスのとれた栄養(食事)」「適度の運動」、それと「十分な睡眠(休養)」はしっかりと行ってください。
【時間をどうつくる?】
では、どうするか。例えば次のように考えてみよう。
「夜、動画を見ている時間がすごく多くて、ここは少し短くできるかな。いつもは2時間ぐらい…いくら何でもちょっと長すぎ。ちょっとは楽しみたいからゼロは嫌だけど…。でも半分くらいはカットできるかもしれない。」と、あらたなことを始めるためには、まず、「何をなくすことができるか」を考え、時間を生み出すことが大切です。
「自分で自分の生活時間をコントロールする」、これができたら素晴らしいと思います。一つの実践目標として、ぜひチャレンジしてみてください。
言葉を育み、前向きな生き方に繋げる!
校長 村上 勝美
生徒の心身の豊かな成長には「言葉」を大切にしていくことが重要であると思います。
自分や友人を元気づける言葉、勇気づける言葉もあれば、人にいやな思いをさせたり、やる気をなくしたりする言葉もあります。人間は言葉をたよりに理解し、考えていきます。だからこそ、豊かな言葉を使うことで心が育まれるのではないかと考えます。
「前向きな言葉」を使おう
「どうせ○○だから…」と始まる後ろ向きなことも、「どうせなら〇〇してみよう」と前向きに考え、言葉にできたら、行動も変わってくるかもしれません。
「自分の言葉」をいつも聞いているのは?
自分が使う言葉を必ず聞いているのは自分自身です。温かい言葉や優しい言葉をいつも聞いている人と、トゲのある言葉やいやな言葉を聞く人とは、その期間が長ければ長いほどまた、自分の周りに自分と同じような言葉を使う人が多ければ多いほど、心の成長に大きな差ができるのではないでしょうか。
「相手」を意識しよう
同じ内容を伝える場合でも、話す相手が違えば、相手に合った言葉遣いや言い方をする必要があります。もし生徒の皆さんが、幼稚園児に伝える場合は言葉をかみ砕いてやさしく丁寧に話すことでしょう。また、大人と話す場合は、また別の言い方をすると思います。
同級生と話す場合でも同じです。「このように言えばわかってもらえるかな」「こう言えば、気持ちがいいよね」と考えて言葉を使ってほしいと思います。
言葉について家族でも話す時間があると嬉しいです。
