芸術鑑賞会 能「舎利」 文化庁

2022年12月06日

 今年度の芸術鑑賞会は、11月1日に、事前ワークショップで能楽全体について学習するとともに、能楽師の指導のもと、「舎利(しゃり)」の謡(うたい)と仕舞(しまい)のお稽古に3年生が取り組みました。お稽古の内容は、本公演で鑑賞する能「舎利」の一部分でした。  

 本日、12月6日(火)明和中学校の体育館が能楽堂に変身しました。3年生の発表は、謡も仕舞も素晴らしかったです。さらに本物の舞台では、韋駄天(いだてん)が足疾鬼(そくしっき)を追いかける場面が、華やかでテンポの良い曲と豪快で迫力のある演技で、ぐいぐい引き込まれました。作品の中では鬼とされていますが、いろいろなタイプの人間を許容する、中世以来、能の曲目に流れる人間の心の優しさも感じられ、とても楽しいひと時でした。

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