学校長あいさつ

R4年7月  『アイ・メッセージ』                  ~子供が主役・楽しい学校をめざして~

 「ほめてのばす!」とよく耳にします。ほめることは簡単そうですが,ほめ方にはかなり難しいものがあるように感じます。自分なりに思うのは,ほめるタイミングと言い方が重要な気がします。

 また,ほめる側が,ほめられた相手が素直に自分の気持ちを表現できる言葉を選んで発することは大切なことだと思います。その方法の一つに「アイ・メッセージ」があると考えます。

 例えば,「今の横断歩道の渡り方,最高に良かったよ。」を「私は,今の横断歩道の渡り方,最高に良かったと思ったよ。」という表現に変えてみるとどうでしょうか。「私は」「思った」という言葉を付け加え,自分が感じたこととして伝わると思います。すると,言われた方は,「自分はどう感じてもいいんだ」という自由が与えられるために,その言葉が押しつけではなくなります。そのため,褒め言葉を受け取るときの心理的負担が軽いばかりではなく,ほめられた心地よさがより素直に伝わっていくと思います。

 このように,「私は」という主語を明確にして語る(アイ・メッセージ)ことは,相手のポジティブな感想を引きだしプラスになる気がします。

 いよいよ1学期が終わり,明日から42日間の長い夏休みが始まります。交通事故や熱中症,新型コロナウイルス感染症予防等に十分に気を付けながら,夏休みのような長期の休みにしかできない「子どもが主役」の活動を意図的に多く取り入れて,アイ・メッセージで我が子をほめる機会をたくさん作っていただけるとありがたいです。

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