学校紹介～紫原の心を引き継ぐ

　「学校の主役は子供たち」です。子供たちが主役として輝き，成長していくために，大切にしていきたいことを紹介します。紫原小の根幹に流れる力でもあると考えます。
　それは，紫原小学校の特色である「21世紀版郷中(ごじゅう)教育」の推進です。明治維新の原動力となった鹿児島の心といってもよいのではないでしょうか。
　「負けるな　うそをいうな　弱いものをいじめるな」と有名な言葉が今も息づいています。子供たちの活動に合わせて，分かりやすく整理すると，次のようになると考えます。

耐雪梅花麗　経霜楓葉丹

校章

学校の特色

　紫原小は「21世紀版郷中教育」の学校をスローガンに掲げ，様々な取組を進めていますが，その中でも特に，「日新公（じっしんこう）いろは歌」には，子供たちの人生を導く灯火となるような，価値ある言葉が散りばめられています。これからも困ったとき，悩んだときに今一度唱えてみることで，必ずヒントが見つかるはずです。また，47首の第１首にあるとおり，いろは歌の内容を実践できるように努力していきましょう（知行合一：知ることと行うことは一体である）。
　そして，「紫原小学校はどんな学校でしたか。」と聞かれたときに，自信と誇りをもって「21世紀版郷中教育の学校として，日新公いろは歌の取組や縦割り清掃など，思いやりの心にあふれる学校です。何よりも校歌ダンスでみんなが一つになります。」と答えてくれたらうれしいです。
　「21世紀版郷中教育」の中に，古から未来へつながる橋が見えてきます。それは，「紫原の心」と捉えられると考えます。郷中教育の中心的な価値である「自律，克己，努力，意志，正直，誠実，信頼，礼儀，思いやり，勇気」を一つの言葉で集約するとしたら，西郷さんが目指した「至誠」(純粋なまごころ)ではないかと思います。誠を尽くす心が「紫原の心」として，これまでの実践の根底に流れ，過去から未来へつながっていくと考えます。
　校庭から東を見ると，雄大な桜島が目の前に広がります。その桜島に見守られながら，６年間，子供たちはいろいろなことを学び，成長していきます。小学校はいつまでも思い出に残る心のふるさとです。紫原小で先生方に導かれ，仲間と学んだ瞬間，瞬間を心の財産に，「紫原の心」を翼として，未来に羽ばたいてほしいと願っています。

学校の沿革