校長室のまど
「学年を超えた思いやりの心」
本日は6月10日,朝の活動は「仲良し体育」でした。雨が降っていたため,全児童が体育館に集合し,15分間活動しました。
準備体操の後,学年ごとに手をつなぎ,「前」の指示で前へ,「後ろ」の指示で後ろへ,「右」の指示で右へ,「左」の指示で左へ一歩跳びます。続いて,「前」の指示で逆の後ろへという具合に,指示された方向の逆へ跳びます。これは少し難しくて,特に低学年の児童は上手くいかず,笑いながら「悪戦苦闘」していました。
次に,同じく学年ごとに手をつなぎ,フラフープを手を使わずにとなりの友達の方へ移動させていきます。最後の友達まで移動できたら,もとの位置へ手を使わずに戻します。練習の後,本番では「最後に終了した学年が体育館の窓閉めをする」ことになりました。みんな懸命にフラフープを移動させましたが,結局1年生が最後になりました。
その後,私は素晴らしい光景を目にすることになりました。1年生に窓閉めは大変だと感じた上級生たちが,一斉に窓閉めを始めたのです。すべて閉め終えるまで数十秒の出来事でしたが,清々しい感動を覚えました。学年を超えた思いやりの心に触れ,改めて教育の道に進んで良かったと実感できました。このような素晴らしい子どもたちを育んでくださった保護者,地域の方々と本校職員に対して,感謝しかありません。