「ＷＥ ＢＥＬＯＮＧ みんなで歌おうわたしたちの歌」
４月２日は，「世界自閉症啓発デー」です。
１．世界自閉症啓発デーとはどんな日？
自閉症のことを知るための日をつくろうと，世界の国の代表が国連の会議で毎年４月
２日を「世界自閉症啓発デー」に決めました。それから毎年，いやし・希望・平穏を表
す「青」をシンボルカラーにして，世界自閉症啓発デー４月２日から８日までを発達障
害啓発週間として，世界各地でイベントやライトアップが行われるようになりました。
２．自閉症とは？
自閉症は病気ではなく脳の発達の仕方のちがいによる生まれつきのものだと，世界中
の研究者は考えています。はっきりとした原因はまだわかっていません。
自閉症の特性があると，言われていることがよくわからなかったり，当たり前に思っ
ていることへの対応がわからなかったり，音や光がうるさすぎ・まぶしすぎて，つらい
ことなどがあります。でも，本来はまじめで純粋，いいところをたくさん持っている人
たちです。
３．こうしてもらえると助かります ～自閉症の人を見かけた時の対応～
自閉症の人には，会話が苦手な人が多くいます。このため，その人の発達に応じたわ
かりやすい説明をお願いします。
例えば，その人が理解している言葉を知り，その言葉を使うことや，写真や絵などを
添えて説明する（視覚的支援が効果的です），抽象的な表現をさけて，短い表現で話す
ことなどで，理解しやすくなります。
【例１】手伝って欲しい時
・「手を貸してください」→「×」
・「光学級から机といすを，２つろうかに運んでください」→「○」
【例２】絵カードの活用
【例３】リストの活用
また，過敏で，人混みや大きな音，光といった刺激を苦手とする人が多くいます。このような刺激による不快感を増幅させないよう安心できる環境を調整して作ってあげてください。
新しい事や，いつもとやり方が違う時に，困って混乱することがあります。
また，｢できない時｣・｢間違っていた時｣に叱って教えようとすると，本人が混乱して余計に理解できなくなったり，将来に悪影響を及ぼすこともあります。どうすればよいのか，正しい方法をできるだけ具体的に教えることを基本に，穏やかに根気よく接して，良い関係を作るようにしてください（引用：「世界人権啓発デー公式サイト」）。
最後に，本年度の「世界自閉症啓発デー」公式サイトのリンクを下記に掲載いたします。マウスでクリックもしくは画面をタップしてご覧ください。