教えること 学ぶこと

夜中は遠雷が響いた桜島でしたが、今朝は青空も見えました。ただ湿度が高く肌にまとわりつくような空気でした。

廊下に紛れ込んだクロアゲハ、シルエットが美しくしばらく目で追いかけました。（この後、窓を全開にしたらひらひらと青空に消えました。）

「えんちょうせんせ～い、おはようございま～す。とうもろこしがたおれてる～。」幼稚園の子たちが教えてくれました。雨だけでなく風も強かったからですね。支柱を立てて何とかせねば。

全校朝会では、『バリアフリーについて』『学校の予算（お金）について』それぞれ担当の職員が子どもたちへ話をしました。その後保健委員会の子たちが『先月の保健目標の振り返り』をアンケートをもとに発表していました。

「早起きをするためには、早く寝ること。早く寝るためには早く起きること。」というまとめです。日の出時刻に起きて、日の入り時刻に寝たら、今だと９時間４８分眠れます！南の島の大王が目標です。

３・４年生は書写の時間、３年生は「土」という字を毛筆で書いていました。

担任が筆の上を持って、筆を運ぶコツをつかませています。

４年生は『左右』という字でした。一画目が違うところも注意して書きます。

慎重に筆を下ろします。この後は勢いも大事！子どもたちの様子を見ていると、落ち着いて硯に墨を入れたくなりました。

５年生の国語はまとめの発表会でした。バリアフリーやユニバーサルデザインについて発表しています。

友だちの意見を聞こうとする姿勢がいいですね。自分の考えと比べながら聞いている子も多いようです。

２年生が学校図書館前でじっくり探しているのは、本年度購入予定の『新刊』です。

定番の『シンデレラ』がもっとキラキラしている絵本を見付けていました。ガラスの靴が輝いていました。

一人一人が選んだ本は「必ず買いますからね。」と学校図書館司書のK先生から言われたために、真剣に選びます。

地球温暖化の本を手にしています。環境に優しいことを考えているようです。

たくさん読んで選びたいのに、つい１冊を手に取って読みふけてしまう…そんなことってありますよね。例えば『片付けをしよう！』と思って懐かしい写真や記事を見付けて手が止まって片付けができなくなる…そんな感じです。

「この本にしました。」自分のカードを挟んで、図書館に持って行っていました。

１年生は国語で『つぼみ』のまとめをしていました。はなのようすをモニターで見ながら、「わかった！」

にこにこしながら楽しく学んでいますね。

子どもたちの学ぶ表情は本当に宝物のように感じます。それは、この職に就く者の共通の感情でしょう。

「わかった！できた！」…『教えることは学ぶこと』このことは、後の『桜峰随想』で触れます。

【今日の献立】牛乳、コッペパン、かみかみデミシチュー、フレンチサラダ

今日のデミシチューには『かみかみ』が付いていますが、豆類が多く、よく噛めるように工夫しています。今月は歯と口の健康月間のため、明後日も『かみかみ』メニューです。人前で話をする時に『かみかみ』にならないよう気を付けたい今日この頃です。

【桜峰随想】

鹿児島市吉田に鹿児島県総合教育センターという施設があります。ここでは、様々な研修があり、鹿児島県で教職に就いている私たちは必ず訪れたことがある場所です。私自身、かれこれ２０年以上前ですが『長期研修』という制度を利用させていただき、学校を少し離れてここで研修をしたことがあります。ここに『教學一如』（きょうがくいちにょ）の記念碑が建立されており、毎日目にしておりました。先週の金曜日に再びこの碑を前にし、私たちの原点を心に刻むことでした。そこにはこう書かれています。

『教えることは学ぶことである。学ぶことは深く生きようと願うことである。その願いを込め、子供たちに幸あれと、ここに教學一如の碑を建立する』