真夏の情景 Vo.3
『8・6水害』から31年目の今日、何気に通勤途中の道端で、露と朝陽が織りなすショットは、ジブリ映画に出てきそうなものになりました。
学校から2㎞ほど離れた白浜温泉センター駐車場で、今日もラジオ体操に励む子どもたちです。
夏休みによく目にする光景ですが、他の学校の小学生が参加することもあります。親戚や祖父母の家に泊まったあと早起きして来たのですね。ちなみに先週、沖縄に出張に行ったわたくし、那覇市の子どもたちのラジオ体操に参加しました。しかし、「だれ?」と思われたのは間違いありません…。
今日も児童クラブの子たちが図書館へ来ました。図書委員会の仕事をしているようです。
どの本にしようか、考えている時間は楽しいものです。
「どっちも よみたいなあ。」大相撲の本を選択肢に入れています。「すもうがすきだよ。」と話していました。さて、ここから数枚は先週活躍した子どもたちの様子を断片的ですが、紹介いたします。
1年生の子は桜島公民館の図書館にいました。『図書館司書体験』に参加中でした。本が好きな子たちが憧れる職業の一つです。
少し早く終わったとのことで、『探偵手帳』を準備してもらいました。謎解きはランチのあとでしょうか。
テレビや映画で見たようなシーン。いたる所にヒントがあるようです。また今度この様子を教えてくださいね。
消防スケッチ大会で優良賞を受賞した子もいます。おめでとうございます!
こちらは多目的室。桜島公民館講座に本校の子だけでなく、桜島内の小学生が集いました。
竹製のランプシェードを作ったようです。手順に沿って進めることができました。
大人の方にもお手伝いをもらいながら作ります。
出来上がった作品は持って帰り、夏の夜を灯すのでしょう。
こちらは土曜日に桜洲小学校で開催されたあいご会主催の『風船バレー大会』です。暑かったことでしょう。扇風機を付ければいくぶん暑さは和らぎますが、軽い風船は飛んでいくようです。
みんなでわいわい。体をほぐし、体力作りにも役立つことでしょう。これからも様々な活躍を期待しています。次の更新は9日(金)の予定です。
【桜峰随想】
8月には風化させてはならない日があります。それは『6日・9日・15日』です。79年前、多くの人々が犠牲になった日です。現在の5年生の教科書には『たずねびと』という単元がありますが、以前第6学年の国語の教科書には『平和のとりでを築く』〔筆者:大牟田 稔氏〕という文章が掲載されていました。その中には、「1992年にユネスコの世界遺産に指定された『原爆ドーム』は、急性白血病でなくなった一少女の思いだけでなく、多くのわが国や世界の人々の平和を求める気持ちを伝えており、核兵器の不必要であることを警告する記念碑である。」という一節があります。更に、「国連のユネスコ憲章に『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない』とあるように、原爆ドームはそれを見る人の心に平和のとりでを築くための世界の遺産なのである。」とも記されています。
広島市や長崎市に原子爆弾が投下された日は、よく晴れた夏空だったそうです。今年の「原爆の日」は、パリオリンピックの熱気の中で開催されています。同じ空でも、見上げれば「平和」を願う夏空を大切にしたいものです。