本当の掃除
朝,教室の窓を開けると,秋の風が流れてくることを感じる時季になりました。
しかし,このポーチュラカが元気な昼間は汗ばみます。気温差があるので風邪にもお気を付けください。
秋の風を感じるのは雲の動きで分かりますね。レンズ越しでなくても対岸の建物や車が見えました。
昨日の午後,3・4年生は学級園にうねを立てていました。「白菜,春菊,ほうれん草,大根を植えます。」鍋の季節にぴったりの食材ですね!
2年生はE司書から読み聞かせをしてもらいました。教室ではなく玄関前の影にも秋の優しい空気がありました。
昨日の朝,いつものようにボランティア活動に励む子どもたち。靴箱の灰もきれいになりました。
「いつも掃除しているのに,灰があるなあ。」そうだね,ここは桜島だからね。
そんな子どもたちの様子をダスキン本社(大阪)より「ダスキンお掃除教育研究所所長」のK様が取材に来校されました。
動画でも撮影しております。「桜峰小の子どもたちの掃除の仕方はすばらしい。」とお褒めの言葉もいただきました。
窓のサンは協力しながらモップで拭いています。
「ほこりがいっぱい ついたらそうじきでもう一度きれいにします。」感心です。あなたたちの姿を誇りに思います。ほこりなだけにね!
四角形の窓は上から直線で拭きます。四角のテーブルを丸く拭くような子は本校にはいません。
トイレ掃除も押すボタンの部分まで,丁寧に拭いています。
集める時のほうきとちりとりの角度についても教えていただきました。“本当の掃除”の思いは最後に【桜峰随想】に書かせていただきます。
今日の昼休みはみんなで遊ぶ日でした。何やら作戦会議中でしょうか。
秋の空に子どもたちの笑顔が同化しています。
【今日の献立】牛乳,ご飯,みそけんちん汁,かつおの腹皮とニガウリの揚げ煮
夏が旬のかつおは,生でも煮ても焼いてもおいしい魚です。またびんた料理や腹皮など捨てるところがなく燻してかつお節にしてもおいしい鹿児島を代表する魚です。今日はニガウリと合わせて揚げ,醬油やみりんで甘辛く煮詰めました。ごはんが進む一品です。
【桜峰随想】
本校は,「決められた掃除の時間」はありません。「それで学校はきれいになるのですか?」と尋ねられたこともあります。決められた掃除は,どうしても“やらされている”という感じがあります。当番制にしても同じです。それが結果的にきれいになり,学校にいるうちはそれでよくても,社会に出たら一つ一つ教えてもらえません。つまり,本物の掃除ができるか否かで身に付くスキルは違います。この小学生の時代に,本当の掃除の仕方を学び,きれいになった時の気持ちを確かめることで,自分のことだけでなく相手意識を高めることができるのではないでしょうか。そして,自分の意志で掃除ができると,謙虚になり様々なことに気付ける人になると考えております。