学校紹介
1 校区の概要
(1) 地理的環境
本校区は,鹿児島中央駅から西に約3.5kmの所に位置し,ゆるやかな傾斜の丘陵地帯
に集落(西郷団地)を形成している。本校は,この団地のほぼ東端の標高95mの高台
の,東に桜島,錦江湾を眺望する場所にあり,学習環境にはきわめて恵まれている。ま
た,本校区近辺を通る九州縦貫道,南九州自動車道,国道3号線バイパス,指宿有料道路
もあり,交通や生活も便利である。
(2) 歴史
本校校区は昭和42年までは小高い丘であったが,団地造成が始まると同時に住宅建築が
始まり,人口も急激に増加し,鹿児島市のベッドタウンとしてその機能を果たすようになっ
た。
昭和53年4月1日,長年の団地住民の願いであった本校が設置され,それまで田上小学
校へ通っていた児童,579人が本校に移り,西陵小学校の開校となった。その後も宅地造
成・住宅建築はさらに進み,児童数も増加し,昭和61年には1332人に達したが,ここ
数年は700人近くの児童数で推移している。
2 学校の概要
(1) 創立の経緯
母体校田上小学校は,昭和48年に広木小学校を分離し,適正規模になっていたが,そ
の後も児童が増加し続け,53年3月末では,実に1824人に達した。そこでこれをさ
らに分離して,西陵小学校を開校したのである。西郷団地の住民は,町内会・あいご会を
通し,明るく住みよいふるさとづくりの活動を活発に行い,その最も大きな目標として,
「団地に学校を」の運動を展開してきた。学校建設の一日もはやからんことを願って,署
名・陳情活動を繰り返し行い,住民一体となったたゆまぬ努力が実を結び,開校の運びと
なった。
(2) 校名の由来
・西武田村(昔の町村名) ・西郷団地(住宅団地名)
・西別府町(昭和53年頃の町名) ・田上の西の丘の上(方位と丘) ⇒ 西の丘 ⇒ 西陵