校長室の窓
年度終わりにあたって
校 長 田中 孝雄
「さまざまの事おもひ出す桜かな(芭蕉)」
昨年度に引き続き,この松尾芭蕉の俳句で締めくくらせてください。
この1年間,瀬々串小学校の教育活動に対して御理解・御協力をいただき,心から感謝申し上げます。ここまで子供たちの命に関わるような大きな事件・事故にならずに済んだことにほっとしています。春休みの間も無事に過ごしてもらいたいと願っています。
さて,今瀬々串っ子は,担任を中心とした全教職員の指導・支援のもと,現在の学年における学習のまとめ,体力向上等に日々継続して一生懸命取り組んでいます。令和6年度の1年間で,子供たちは心身共に大きく成長したと確信しています。また現在それぞれの学年で,卒業・進級を意識して生き生きと活動していると感じています。今後もより一層教育活動を推進したいと考えておりますので,引き続いての御理解・御協力よろしくお願いいたします。
辛夷(こぶし)が咲き,やがて山桜,そして校庭の桜のつぼみがほころぶ頃の3月24日には,いよいよ卒業式が挙行されます。本校といたしましては,多くの来賓の方々への出席をお願いし,実施させていただきます。御理解・御協力ありがとうございます。
先行き不透明な現代社会ではありますが,間もなく卒業していく6年生14人が,大人になったいつの日か校門に立ち桜をながめながら,懐かしく,そして誇らしく思える瀬々串小学校であり続けたいと思います。