学校長あいさつ

「誰もが『主役』になれる学校」の実現に向けて             ~「三つの柱」で育む,子供たちの未来~

                     鹿児島市立錫山小・中学校長   

 令和8年度,錫山小・中学校は4人の新入生を迎え,全校児童生徒が一丸となって新しい「物語(ドラマ)」の幕を開けました。小学校創立148年,中学校創立80年という長い歴史と伝統をもつ本校の校長として,子供たちの笑顔あふれる出発に立ち会えたことを,大きな喜びとともに,その責任の重さを改めて噛み締めています。

 今年度,本校が掲げる実践の合言葉は「誰もが主役になれる学校~すべての子供たちが自分の可能性を信じ,それぞれの物語の『主役』として輝く~」です。「主役」とは,決して特定の子供を指すのではありません。錫山小・中学校の子供たち一人一人が,自分の中に眠る「宝物」に気付き,自分の可能性を信じ,自分らしく輝くこと。それが本校の目指す姿です。学校は,その主役たちが安心して自分を表現できる「舞台」であり,先生たちは演出家ではなく,子供たちのすぐ隣で共に走り,試行錯誤を支える「伴走者(ばんそうしゃ)」でありたいと考えています。

 この「誰もが主役」という大きなゴールを達成するために,本校では9年間を見通した「三つの柱」を,教育活動の揺るぎない指針として据えています。

 

① 「協働(Collaboration)」の柱

  校訓「あかるく・自主」に繋がるこの柱は,「互いの違いを認め,協力し目 

 標を達成する力」を育みます。小中併設校・少人数校という特性を生かし, 

 小中や異学年,多様な他者と関わる中で,自分と違う意見を尊重し,ともに

 新しい価値を創り出す経験を積み重ねていきます。

② 「個(Individual)」の柱

  校訓「かしこく・創造」に繋がるこの柱は,「自ら考え,学びを自分ごとと 

 して深める力」を育みます。ICT機器やデータを活用し,一人一人の実態に応

 じた「個別最適な学び」を推進することで,子供たちが自らの知的好奇心を

 広げ,自分だけの表現を追求できる授業を創ります。

③ 「挑戦(Challenge)」の柱

  校訓「たくましく・鍛練」に繋がるこの柱は,「ひたむきに挑戦し,やり抜

 く力」を育みます。自分自身で高い目標を掲げ,たとえ壁にぶつかっても, 

 不屈の精神で最後まで粘り強く取り組む姿勢を,日々の運動や学習,行事を

 通して養います。 

 

 子供たちが主役として輝くためには,学校,家庭,そして地域が同じ方向を向き,手を取り合う「チーム錫山」としての組織力が欠かせません。 「おはよう」の挨拶から始まる温かな家庭,子供たちを温かく見守り導いてくださる地域の皆様,そして使命感に燃える教職員。三者が一体となり,子供たちの試行錯誤を全力でプロデュースしていきましょう。

 一年後の修了式・卒業式に,全ての子供たちが「やり抜いた!」と最高の笑顔を見せてくれることを楽しみに,今年度の歩みを進めてまいります。

 令和8年度も,本校教育への変わらぬ御理解と御支援を,心からお願い申し上げます。

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