4年生~不朽の名作「ごんぎつね」を国語で学びました~

2023年10月01日

 

4年生の国語の学習は、不朽の名作「ごんぎつね(新見南吉作)」

子供たちは、各場面での情景等をもとに、登場人物の兵十とごんのかかわりを学びました。

 

その中で、ごんがつぐないをするのは、いたずらをしたごんが、兵十のおっかあがなくなった原因が自分にあると思ったことをとらえました。

 

そのうえで、物語が進む中で、つぐないは一度でいいかもしれないのに、ごんが、兵十の家にくりやまつたけを毎日毎日もっていくのはなぜかということを考えさせました。

 

また、学習のまとめでは、物語全体を通したテーマについて、自分の考えを書かせ、グループや全体で、書いた内容について交流しました。その中で、ごんのつぐないの気持ちは、兵十に届いたのかという大きな問い。

毎日まつたけやくりをもってきていたことは、確かに兵十に分かったのですが、ごんがつぐないの気持ちをもっていたことについては記述されていますが、なぜ、毎日、くりやまつたけを持ってきていたのか、兵十にそれが分かったのかどうかは作品の中では書かれていません。そのテーマについては、子供一人一人の国語の学びとして、作品の中から想像しながら読み取らせました。

 

そして、もう一つ、子供たちに単元の学習を通して常に問いかけた言葉が、「おれと同じひとりぼっちの兵十か」の「おれと同じひとりぼっち」の言葉。この言葉にはとても深い意味があり、ごんの行動の深い背景となっていることを、子供たちに読み取らせました。

 

ごんのおっかあの葬式の場面での「真っ赤に咲いている彼岸花」。

その光景の挿絵はとても美しく子供たちの心にも残ったようです。

ちょうど図工で書いている「大好きな物語」でもその場面を描いている子供がいました。

 

宇宿小の駐車場通用門入口にも彼岸花が咲いています。

そして、まさに、一昨日は満月の中秋の名月。

子供たちに聞くと木曜日の晩に見た月がとっても大きくてきれいだったと話してくれました。

 

ごんぎつねの世界から、情景の美しさも読み取った子供たち。

これからさらに秋の深まりゆく季節です。(文責:4年ブログ担当)

 

 

 

 

 

トップへ