学校長あいさつ

 本校は,51年の歴史と伝統を重んじ,児童,地域の実態の実態に立ち,児童や保護者,地域住民との温かい人間関係の樹立を図りながら,確かな学力や豊かな人間性,健康や体力,気力などの生きる力を備えた児童の育成に努めています。
 令和5年度は,新型コロナウィルスが収束したわけではありませんがこれまでの多大な制約の中で,学校生活・行事等をおくってきた学校も新しい生活様式の中で,新しい歩みを始めることとなります。

 赴任して,まず,印象に残ったのは,校歌でした。中でも歌詞には,驚かされましたが,入学式や始業式で校歌を歌う子供たちの姿,歌声から校歌の中に「広木らしさ」を私なりに感じ取ることでした。「心をひろく目をひろく」「地球は青くまるかった」「平和はまるい心から」1~3番の冒頭の歌詞です。これらの歌詞に共通するキ-ワ-ドは「ひろくまるい」ということでしょうか。小学校期における発達の特性として,入学したての新1年生では,まず,自分のことに関して自立していくことが求められます。学年が進むにつれて,友達や先生,地域の方々といった他者との関係の中から自身の存在感を感じ取ることとなります。この成長過程において,校歌は,「心や関心を他者にひろく向けていきなさい。」「そして,人と人のつながりの輪(まるい)をつくつていきなさい。」と呼び掛けているように感じます。「人の喜びを自分の喜びとして受け入れる」そんな子供たちの育つ学校でありたいと考えます。

 そのような子どもが育つ学校になるためには,本人もまわり(友達,教師,家族)も「おかげさまです。」「ありがとうございます。」と人に感謝する心を育てる必要があります。また,「話を聞いてくれる」「話かけてくれる」「ほめてくれる」といった周囲の大人による「傾聴」や「賞賛」が大切になります。そのような環境は,子供たちがやりたいことをやろうとする意欲の後押しとなる安心感をもたらし,自分に自信をもって生き生きと学校生活や家庭生活ができるようになります。本校職員も校歌のように一丸となって教育活動を進めてまいります。皆様のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いします。

 

Hold   on   our   big   dreams   Together,

                      Hiroki   children!                 

校長 池浦 也寸志

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