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2学期の終わりを迎えて

2019年12月29日

 令和元年も残すところ数日となりました。

今年は,平成から令和に変わった記念すべき年でもありました。

  さて,「教育の目標は?」と問われたときに皆さんは,どのように答えるでしょうか。

本校でも「かしこく」「やさしく」「たくましく」の校訓を設定し,

「知」「徳」「体」の調和のとれた児童の育成に努めています。

私は,「教育の目標は?」と問われたときは,決まって「教育の目標は『自立』です。」

と答えています。

 2学期末,本校でも校内持久走大会が開催されました。

多くの保護者や地域の皆様が応援に駆けつけてくださり,

子どもたちもこれまで練習してきた成果を大いに発揮してくれました。

持久走大会は,子どもたちの心を大きく成長させる機会でもあります。

持久走は,長い距離を走る運動なので,

走っている途中で,「もう歩きたいな。」とか

「きついから,もうやめればいいじゃない。」とかいう弱い心が,

心の中でささやき始めます。

でも,子どもたちは,その弱い心に負けないで,最後まで走り抜きました。

自分の弱い心に強い心が勝ったからです。

「諦めずに最後まで頑張る」これは「自立」させる上で,とても大切なことです。

この経験が子どもたちの心を大きく成長させてくれます。

心のたくましさを育てることは,

10年後,20年後に子どもたちが自立するためには必要なことです。

そのことを考えると,私たちは,今何をなすべきか,

今から準備して育んでおくべきことは何なのか,考えておく必要があるように感じます。

もちろん,子どもの心に寄り添いながら子どもの心を傷つけないよう指導し,

見守ることが前提です。

その上で,子どもが乗り越えるべき壁を大人がちゃんと作ってあげ,

そして乗り越えた時に,しっかり認め褒めてあげることも大切なことだと思います。

 2学期のご支援ご協力に感謝いたしますとともに,

今後とも錦江台小学校の教育活動に対しまして,御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 

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