充実した夏休みを
あっという間に一学期が過ぎていきました。
顧みると,多様な教育活動が展開されました。
入学式に始まり,各種検診,地震・火災を想定した避難訓練,交通教室,運動会,緊急時集団下校訓練,芸術鑑賞会・・・。
72日間(内2日間は大雨のため学校休業)の授業日数を有する1学期が終わりましたが,
この間に子どもたちは色々な面で成長してくれたのではないでしょうか。
ご家庭でも同じでしょうが,私たちは,確かな子どもの変容を見届けると喜びを感じます。
例えば,清掃活動で自分たちが計画していた場所の掃除を終えて,
「もうほかにすることはありませんか。」と尋ねてくれたり,
ほうきを持って掃除していると,「先生,私が代わりましょうか。」と
さっさと代わってくれたりする姿が見られます。
そんなとき,胸に熱いものを感じ,この子らを大切に育ててやりたい
という気持ちをさらに強く持ちます。
ご家庭でも4月当初の子どもの姿と,今の姿とを比べてみてください。
きっと,「○○が好きになった。」「○○ができるようになった。」
「○○をきちんとするようになった。」等々,多くの変化に気付かれることでしょう。
もっとも歴然とした変容がこのように見られるものもありましょうが,
情意的な面,態度面など目に見えにくいものもあると思います。
しかし,それらは日常の会話を通じて伺い知ることができます。
夏休みは,家庭や地域で過ごす時間が多くなります。
子どもの姿を確認するよい機会と考えていただき,
子どもといい関わりをもっていだだきますようお願いします。
また,夏休みは,自由に活動する時間が増え,
活動範囲も広がることから思わぬ危険に遭遇することもあります。
怪我や事故のない楽しい夏休みにするためにも
学校と家庭が連携して次の点については特に注意して指導して参りましょう。
◇◇夏休みは家庭教育の出番です ◇◇
① 子どもと関わる基本的な姿勢
◯押しつけは,子どもをダメにする。
(会話を通して子どもの思いも理解する努力を)
◯物分かりの良すぎる親から頼りがいのある親に。
(子どもの言いなりになってはダメです)
② 子どもをよく見て
◯子どもは,親を見て成長します。
(子どもは親の言うようにはしないが,するようにはする)
◯子どもの言葉や服装の乱れは,心の乱れです。
③ 子どものやる気を起こさせる
◯どんな小さなことでも,良いことは褒めて,やる気を起こさせましょう。
◯「兄ちゃんに比べてやっぱりあなたは・・・」と比べて叱るのは逆効果です。
◯口やかましい指示は,子どもが離れます。
④ 奉仕の心を育てよう
◯家事の一部を責任をもってさせましょう。(清掃・炊事の手伝い・花壇の水やりなど)
1学期の間,学校の教育活動にご理解とご支援をいただきありがとうございました。