2年劇「ある壊さない男」

　２年生は，平和学習の一環として，「修学旅行」と「平和劇」を取り組みにしています。物語の主人公である大山二郎(濱川悠音さん)は，絵を描くことが好きで，壊す戦争に対し，創作することに意義を感じている。しかし，家族が非国民呼ばわりされたくないため，特攻隊を志願するようになる。そんな時，沢田少尉(宇都輝さん)から兄一郎の出撃の知らせを受け取る。兄の最期の手紙には，「二郎，お前は絶対に兵隊に来てはいけないよ。母さんを守ってください。お元気で，さようなら。」と書かれてあった。そして，少尉から武器ではなく，言葉と色鉛筆で，『壊さない男』としての戦いを続けるよう諭される。劇のクライマックスシーンは，オールキャストで戦争のむなしさや愚かさをたたみあげ，思わず涙を誘いました。
　(生徒の感想)・２年生の劇は，戦争は武器ではなく，話し合いで解決するという主張が伝わってきた。