学校紹介
桜島は世界有数の活火山で,今もなお噴煙を上げており,鹿児島のシンボルとなっている。本校区が位置する桜島地域は錦江湾の中部に位置し,ほぼ全域が霧島錦江湾国立公園に指定されている。校区はその西側の海沿いに位置する10の集落(赤水・小池・赤生原・武・藤野・西道・松浦・二俣・西白浜・東白浜)からなっている。昔から温暖で水はけのよい土地を生かし,桜島小みかん,桜島大根,びわなどの農産物の栽培が盛んであるが,近年は昭和30年頃から続く噴火による降灰の農作物への被害等で専業農家が激減した。人口は令和3年4月1日現在,2,755人で,昭和22年(ピーク時)の7,975人から約35%に減少し,過疎化の傾向にある。平成7年には150人いた生徒数も本年度は44人となり,毎年減少し続けている。しかしながら,依然と変わらず校区民の教育への関心は高く,通学の便の課題を抱えてはいるものの進学率は高い。
教育活動としては,平成23年度には鹿児島市の緑化推進事業で校庭の全面芝生化を行い,教育環境の充実を図り,平成25~26年度は鹿児島市の指定を受けた「体力向上」の研究に取り組んで研究公開を行った。平成25年度からは,これまでの自転車安全利用モデル校の指定に加え,自転車盗難防止モデル校の指定を受け,全校をあげて安全な自転車利用の実践に取り組んでいる。さらに,桜島の大噴火に備えた防災訓練にも地域と連携して取り組んでおり,令和2年度には,鹿児島市と鹿児島県の両方から学校安全準優良校として表彰されている。
部活動は生徒数の減少から吹奏楽,男女バレーボール,サッカーと開設部数を精選し,活動を行なっている。サッカーなどでは,国内外で活躍している卒業生も多い。
校歌
校章
昭和22年11月4日に制定され,「知性は山のごとく,徳性は海のごとく深い」ことを表しています。
学校基本情報
令和6年度 生徒数(令和6年4月1日現在)
1年 14名
2年 13名
3年 12名
合計 39名
各学年1学級,特別支援学級(そら組・にじ組)2学級,計5学級
学校の由来
第二次世界大戦後の昭和22年,それまであった青年学校跡地にその校舎を一部利用して,5月2日に西桜島村立西桜島中学校として,1年4学級,2年3学級,3年2学級の計9学級,462名で開校式を行った。
旧校舎の様子
昭和44年ごろの下校風景
現在の校舎は,昭和46年3月に起工され,昭和47年3月に落成している。本館は,側壁及び廊下がタイルで貼りつめられ,美術室,学習機械室を備えた現代的な建物,施設であったため,日本一の豪華中学校と呼ばれ,県内外からの視察団がひきもきらない状態が数年も続いたという。(参考資料:桜島町誌)
また,昭和48年には町制施行により学校の名称を「桜島町立桜島中学校」に,平成16年11月には桜島町が鹿児島市と合併したことにより学校の名称を「鹿児島市立桜島中学校」に改称した。
校舎新築当時の様子
学校の沿革
桜島中学校の沿革(施設・設備関係,研究指定・受賞関係)は次の通りである。
アクセス
鹿児島市立桜島中学校
学校住所 鹿児島市桜島藤野町1342番地