科学への誘い(いざない)~11月便り~ その1
2023年12月01日
斎藤 茂吉が「いくたびか 時雨のあめのかかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ」と詠んだ、ツワブキの黄色い花が本校のあちこちに咲いています。花が終わると、ふわふわで綿をまとめたような種になります。
まさに秋から冬への季節の移り変わりを知らせてくれるような花です。
黄色というと校内には黄葉したイチョウの葉も見られ風情があります。
また、鹿商坂でムベを発見。
よく似た仲間にアケビがありますが、アケビのように口を開くことはありません。
昔は、おおむべ (苞苴) は朝廷に献上するものとされており、それが変化して「ムベ」の呼び名になったという説もあるようです。
皆さんも、ほんの少し、鹿商坂で足を止めて見上げると、色々な植物に出会えるかもしれません。