学校長あいさつ

 わたしたちの大龍小は,16世紀末に薩摩・大隅・日向を統一した島津氏15代貴久,16代義久,18代家久が内城としていたところにあり,島津氏ゆかりの地にあります。本城を城山城として建立・移転したため,この地に大龍寺という寺を興し,250年続きました。その後,明治の廃仏毀釈で廃寺となり,明治17年に大龍の名をいただいて学校を建てました。本校は本年度で創立140周年を迎える歴史と伝統のある学校です。 
 本校区は錦江湾を挟んで桜島を目前に望み,東に多賀山,西に常安,城山などの自然に恵まれ,周辺には文化的・歴史的遺跡も数多く残されています。良き教育風土と,家庭・地域の理解と協力に
支えられながら,「信頼され,誇りを持てる学校づくり」に努めているところです。

 本校の卒業生で,ノーベル物理学賞を受賞された赤﨑勇先生の偉業を讃えて設けたノーベル賞ウィークでの児童の夢の醸成の機会や,土の先人や歴史,方言の良さを学ぶ機会を設定したり,山形県鶴岡市立朝暘第二小学校との姉妹校交流を行ったりして,特色ある教育活動を展開しています。校訓「敬天愛人」「奮励努力」をもとに,何事にも意欲的に取り組み,最後まであきらめずにがんばりぬく大龍っ子の育成を目指して,本年度も日々の教育活動に励んでまいります。

                               大龍小学校長  

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