また,会いたい

2023年07月13日

いつも見る御岳とは角度が違います。今日は全校児童,赤生原漁港へ。2年生の子が赤生原のバス停標識を見て,『あかなまはら?』と読みましたが『あこうばる』です。地名の読みはとても難しいです。(特に北海道や沖縄地方は知らないと読めないものばかりです。)

一度はやったことがあるでしょう。“数字を言いながら指を立てたり立てなかったりして,みんなで何本になるか勘で勝負する”というゲームです。すきま時間にぴったりですね。

そろそろ始まる時刻なので移動です。午前9時前にもかかわらず,30℃を超えていました。暑い!

大きないけすを積んだトラックです。小窓から鯛の稚魚が見えました。鯛に手を振っているかと思ったら,「トラックの上に知っているおじちゃんがいたよ。」と言っていました。

最初にお話をお聞きしました。約7cmの稚魚,3万匹を今日放流するそうです。今回は桜峰小全児童と桜州小3・4年生が参加しました。

「天然の鯛の卵は大きくなる確率がほんのわずかですが,稚魚だと6割ほどになります。」

高学年はタブレットで写真を撮っていました。これを生かす機会もまたあることでしょう。

一人ずつバケツに入った鯛の稚魚が配られました。

1年生「わぁ,およいでる!」うん,魚だからね。

これは漁船の中のいけすです。少し沖合に放流する分だそうです。

1年生はかわいいです。鯛に「こんにちは。」と言っていました。でも2分後,さようならが待っています。

みんな準備ができたようです。海面まで約2mの高さがあったので,危なくないように“エスケープパイプ”で放流します。

このような所に,ザアッ~と流し込みます。

すると,海に放流されます。どんな気持ちでパイプを通るのでしょう~

次々に流れ作業のように一人ずつ放流しました。しかし…気温と共にバケツの水温もどんどん上がり28℃ほど。このままでは,放流前に稚魚が酸欠状態に!

そこで,子どもたちを護岸に座らせて,一気に放流させることにしました。

「大きくなってね!」と思いながら放流していました。それにしてもこの高さからダイブしても稚魚は大丈夫なんですね。

しぶきと共に去りぬ

ある子が「また,会いたい!」と言ったので,「うまいね~。鯛だけに“会いタイ”とは。」と返しましたが,きょとん…。

このスカイブルーのバケツは一人一人へプレゼントです。「お父さんと釣りに行く時に使おう。」…会いたいと言っても,小さな鯛はリリースしてね。

みんなで記念写真。目の前は活火山,振り向いて数キロ先は鹿児島市中心市街地というこの環境はなかなかないですね。

帰りのバス待ちも少し時間があったので,停留所近くで海風に当たっていた子どもたちです。よい体験でした。今回も海洋教育プログラムの一環です。

【今日の献立】牛乳,キムチチャーハン,ラビオリスープ,スイカ

夏です。スイカです。スイカが大好きな子は食べ終わると「ピンク色がないくらい真っ白になっていますね。」と職員と話していると「いえいえ,緑色が見えるほどの子もいますよ。」…SDGsですね。暑い夏の水分補給によいですね。また,今日のキムチチャーハンは学校の調理室で混ぜています。できるだけ均一になるよう混ぜる労力は大変でしょう。暑い夏には辛い料理も最高です。ヒィ~ハァ~!!

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