力の限り泳ぐ
学級園のミニトマトは,“スレイベル”(楽器)のように実り,熟していく時季になりました。
第59回鹿児島市小学校水泳記録会が26日(6年生大会)27日(5年生大会)が開催されました。昨年度は中止になったため,6年生にとっても初めての大会です。
公認プールのため,世界選手権も開催できるこのプールで泳げるとは幸せな子どもたちだとつくづく実感しました。子どもたちは緊張した面持ちでしたが。
アップ時間です。電光掲示板のイラストは『あっ,プーさん』を意味しているのでしょうね。小学校体育連盟の方々も緊張しないように配慮してくださったのでしょう。
プログラム1番は6年生100m自由形です。各学校1人だけしかエントリーできないので,大規模校は校内で記録会をしてからでしょうが,本校では「がんばって,挑戦してみて!」と励ましながらこの時を迎えました。
練習の成果を生かす時です。落ち着いてスタートできました。
腕を伸ばし,リズミカルにキックをし,ブレスをしっかりしながら泳ぎ切りました。自己記録も出ました!
50m自由形に挑戦したもう一人の子です。
競い合いながら,もてる力を発揮しようと必死です。息継ぎに苦労しながら25mをやっとの思いで泳いだ昨年とは,まるで別人のようです。
このプールで泳ぎ切ったというのはこれからの自信になることでしょう。
翌日は5年生,屋内の25mプールです。
50m自由形です。『ターンを1回』は,学校のプールと同じなので大丈夫でしょう!
25m自由形です。腕も伸びています。伸びしろは無限です。この子も1か月前は「15mなら泳げるけど…。」と言っていました。
フェリーの中では,お家の方が作ってくれたおにぎりをほおばりながら,満足の帰路でした。この大会を支えてくださったたくさんの方々に感謝いたします。※次回の更新は7月31日予定です。
【桜峰随想】
『100m』…この数字を見てどう考えますか。「家から100mでコンビニがあるよ。」や「毎日100m歩こう。」と言えば,正直“短い”と思う距離です。しかし,「鹿児島県で最も高い中央駅近くのビルは100mです。」とか「この海の深さは100mあるよ。」だと,“長い(高い,深い)”距離と思います。もちろん,縦軸と横軸の違いはあるので,一概に比べられないかもしれません。それでは,『100m泳ぐ』というとどうでしょう。水泳経験者なら長いとは感じられないかもしれませんが,小学生でこの距離を泳ぎ切ることは,大きな壁かもしれません。水泳には,“まぐれ”はありません。その距離を泳ぐためには,惜しみない努力が必要です。努力の過程とその先を見据えながら今後も挑戦を続けていく子どもたちでありますように。