計算の順序
“秋は夕暮れ” 清少納言が1000年以上前に見たであろう夕焼けは、どのような光景か想像するのは難しいです。ただ、建物や植生は大きく変わっているでしょうが、雲や夕陽は時を超えて同じように目に映るような気がします。
昨日、3・4年生の研究授業がありました。教科は算数です。
4台のビデオやカメラで授業の様子を撮影します。限定でYou tubeに公開し、見直しながら授業研究を行うためです。
4年生は文章問題『遊園地の大人の入場料は1200円、子どもは大人の半額です。大人2人と子ども1人での入場料の合計はいくらでしょう。』
まずは自分で考えます。「式を2つ作ってからかな。」
「え~っと、大人2人は1200×2でいいから…。」「子どもの料金は…。」考えながら独り言にしては大きすぎるくらい声を出していました。
直線を引く時のために、定規を左手に添えています。『左手は添えるだけ』バスケットボールのシュートの時に聞いたフレーズです。
複式学級なので、反対側では3年生が同じように算数です。『かけ算のひっ算』です。
『3けた×1けた』で繰り上がりもあります。みんなの前で説明しながら解答をしました。2けたの時と同じように考えればよいのですね。
タブレットではナビマの準備。まずは教科書の練習問題に取り組んでいました。
『考える時に上を見る?下を見る?右上?』子どもによって様々ですが、正面を見てじっくり考えることもあるのですね。
それぞれの問題の解答を黒板に書いたり、タブレット経由でモニターに映したり、というハイブリッドでまとめていきます。
4年生に戻ります。『子どもの料金は1200÷2で求められる』ということを確認して一つの式にしました。
自分のノートと比べながら、板書を見ていました。「合計3000円、合っていました。」ちなみにこの遊園地、アトラクション代は別料金かどうかは知る由もありません。
最後は明日の問題を出題します。これが子どもたちにとっての予習になります。予習型が浸透していると子どもたちもすんなり取り組めるようです。
「どんな順序かな。家で考えて先生に早めに送ろう。」と思っているようです。
ところで、今日は3・4年生の様子ばかりだったので、明日は1・2年生を中心にしましょう。そして来週は5・6年生がてんこ盛りの様相です。
【今日の献立】牛乳、チキンカレーライス、大根サラダ
子どもたちに人気のカレーライス、6年生の国語の教科書に同名の物語が掲載されていた時期もありました。主人公の子どもが、カレーライスの嗜好が甘口が中辛に変わり、父との関係性を考えていくという話です。また読んでみたくなりました。ところで、カレー専門店では数十種類のトッピングがあるそうですが、何がお好みですか?「カレーのトッピングは『アボカドとチーズが最高!』って言ってた人がいたんですよ。」「な~に~!やっちまったな!」「男はだまって、七味!」嗜好は様々です。