各々 抜かりなく。

2024年04月03日

今日は、厚い雲から大粒の雨が降っていました。午前10時頃の外気温は22℃、校舎内の室温は18℃、このような日は窓を開けると一気に湿度が上がり、校舎内は結露してしまいます。除湿器をフル活動しても追いつけないので、気温差がなくなったら窓を開けることにしましょう。

来週から子どもたちが使用する教科書も届いています。教科書が改訂されたので、内容も多少変わっていたり、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進んだりしています。安心してください、『スイミー』はありますよ。“QRコードを読み取ると、スイミーが泳ぐ動画が!!”…妄想でした。

『のびゆく鹿児島』は県内の先生方が持ち寄って編集したものです。“のびる” でも “のびた” でもなく “のびゆく” には、明るい希望を感じます。ページを開くと難しそうなことも分かりやすく書いてありました。『難しいことを簡単に』は重要なキーワードです。例えば一昨日の『新任校長辞令交付式』を…『新しい学校のリーダーズ 激励式』と簡単に言えば、音楽番組からオファーが来そうです。

デジタル化が進む中でも、書き込んだり文字にしたりする作業も並行するので、教材も選定しています。それぞれの担任が抜かりない作業を進めています。

8日(月)始業式の校歌や入学式の新1年生入場など、ピアノ伴奏をします。今回は桜峰幼稚園の教諭が担当してくださいます。(幼稚園の入園式は9日のため) 初見でさらりと校歌を弾いていました。「すごい…」と感嘆の声。ピアノが弾けたなら思いの全てを歌にしたくなりました。

【桜峰随想】

今日は、以前聞いたことがあるディズニーランドでのお話をします。

ディズニーランドではお客さんのことをゲストと呼び、ディズニーランドというステージでキャスト(配役)としてゲスト(入園者)を迎えるために最高のもてなしができるように主体的にそれぞれの役をこなしていきます。そのディズニーランドのレストランで次のようなことがあったそうです。

『二人で来店した若い男女が自分たちの注文に加えて“お子様ランチ”を注文しました。規定ではお子様ランチは大人には出せないことになっています。「申し訳ございませんが、お子様ランチは…」と告げずにこの従業員は何かあるのではと思い、「何か事情でもおありなのでしょうか。」と尋ねました。すると「実は私たち夫婦には娘がいたのですが、昨年亡くなったのです。今日は2歳の誕生日なので、共に祝おうとやってきたのです。」…その従業員は二人席に座っていた夫婦を四人席に案内し、さらに一つの椅子を幼児用のハイチェアに交換しました。そして、ハイチェアの前にお子様ランチを置くと、「どうぞ素敵な思い出をおつくりください。」と声を掛けました。』

マニュアルにこのようなことが書いているわけではなく、おもてなしの精神から自主的な判断であったのでしょう。人を慮る(おもんばかる)ことが、感動の花を咲かせられると気付いたお話でした。

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