夏よ、来い

2024年05月02日

淡き光立つにわか雨も上がり、八重桜に緑が目立つようになってきました。今度の日曜日は端午の節句で、二十四節気では『立夏』です。

昨日から7日までは海の安全を守る週間です。海上保安庁『さつかぜ』がパトロールをしていました。

『海』つながりで、『いかのおすし』…本日は不審者対応訓練がありました。その様子は週明けにお伝えすることにして、昨日ブログに載せきれなかった内容から。

子どもたちは朝の体力つくりの後は、それぞれボランティア活動で清掃をしています。

低学年もほうきの持ち方やちりとりの使い方を上学年から教えてもらって上手にできます。郷中教育のようです。

水道もきれいにします。定期的に掃除をしないとこれからの季節『カビルンルン』が増えてしまいますね。

3階のランチルームも2人で掃除をしていました。今朝は、『掃除の仕方』について確認もしていました。

廊下にはゴム手袋や本校が提携しているダスキンモップがかけてあります。休み時間に気付いた時にさっと拭く子もいます。窓のサンを指でなぞり「あ~な~た~ ここも汚れておりますよ。おほほほ。」と言うドラマの姑さんはいません。

また、昼休みは軽快な音楽で移動図書館『こすもす号』がやってきました。

どの本にしようか悩んでいます。学校図書館の貸し出し冊数は全児童平均9.9冊でした。

羽扉式の外側の棚は高いので、下から見上げている子もいました。気になる本があれば取ってあげるから。

中の本棚はほとんど子どもたちの目線です。「おもしろそうな本ないかな~。」

移動図書館は2週間に1度ほどやってきます。また2週間後が楽しみですね。2週間後はすっかり初夏の空気感かもしれませんね。

【今日の献立】牛乳、ご飯、豚汁、コロッケ、添え野菜(キャベツ)

 今日も全部、おいしかったです。さて、もうすぐ新学期から1ヶ月経ちます。明日から大型連休後半です。心と体のリフレッシュを!今日は給食のことでなく、少し『桜峰随想』にお付き合いください。

 

【桜峰随想】

今朝、姉弟で登校する微笑ましい姿を目にしました。いつも一緒に登校してきます。今朝は、お姉ちゃんの3歩後をニコニコしながら歩いている弟がいました。ずっとこんな様子で家から学校まで来たのだろうと想像できました。見ている方も幸せな気持ちになるような光景でした。他にも、近所の子ども同士一緒に登校したり、高学年の子が列の前後を固めて見守りながら登校したりと、様々です。嬉しいのは、ほとんどの子が楽しそうに登校してくることです。子どもたちがそんな気持ちで通学できる日本はいい国だと思います。
 10年ほど前に公開された「世界の果ての通学路」という映画があります。この地球上にはいろいろな国があり、子どもたちがいろいろな環境で学んでいます。この「世界の果ての通学路」では、過酷な環境にありながら子どもたちが高い志と意欲をもって学びに向かっている姿がドキュメントとして浮き彫りになっています。「世界の果ての通学路」公式サイトのリードには、「あなたは信じられますか。毎日往復30キロの通学路を、たった4時間で駆け抜ける兄妹がいることを。見渡す限り人のいないパタゴニア平原を、馬に乗って通学する兄妹がいることを」と記されています。
 以下、公式HPのホーム画面に記されていることを転記します。長くなりますが、興味のある方は読み進めてください。
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『世界の果ての通学路』は、道なき道を何時間もかけて通学する子どもたちを追った、驚きと感動のドキュメンタリーだ。 本国フランスでは2013年9月25日よりドキュメンタリー作品としては200館と破格の扱いで公開された。現在、公開18週目に突入、動員数は123万人を越えている。(2/4現在)2013年にフランスで公開されたドキュメンタリー作品では第1位の成績に登り詰めたのだ。8月にスイスで開催されたロカルノ国際映画祭で絶賛された本作が、日本でついに公開される。
 日本をはじめ、先進国では子どもが教育を受けることは義務であり権利とされている。学校は徒歩圏内、もしくはスクールバスや公共交通機関で通える範囲に設置されているが、本作に登場する4人の子どもたちの教育環境は全くそうではない。

 野生のキリンや象が生息するサバンナを駈け抜けるケニアのジャクソン。山羊飼いの仕事を終えてから、愛馬で学校へ向かうアルゼンチンのカルロス。女子に教育は不要とする古い慣習が残る村から、寄宿学校に通うモロッコのザヒラ。生まれつき足が不自由で、弟たちに車椅子を押されて登校するインドのサミュエル。 通学路は危険だらけで、大人の足でも過酷な道のりなのだ。それでも子どもたちは学校へまっしぐらに向かう。ひたむきな彼らを見て気づかされるのは、教育とは将来を切り拓くためのパスポートだということだ。

4人の決死のサバイバルを収めたのは、12年間もケニアのマサイ族の村に通い詰め、部族の伝説を映画化した『マサイ』(2003)のパスカル・プリッソン監督。監督とプロデューサーは、辺境の地から通学する子どもをキャスティングするために、ユネスコと教育関連の問題に取り組む国際組織「aide-et-action(エッド・エ・アクション)」へ協力を依頼。世界中から60のデータが寄せられ、プリッソン監督自身が各地の学校へ赴き、4カ国4人に絞っていった。 どうして彼らはそんなに苦労してまで学校に行くのだろう?

 別の大陸、違う言語、宗教、生活環境の中で暮らす4人の子どもたちは、真っ直ぐな瞳で同じ思いを語る。

「夢をかなえたいから」

世界の果ての通学路から、希望に満ちた地球の今と未来が見えてくる。

 

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