【学校だより2月号】R5年度の学校経営の方向性についてお知らせします。

2023年02月21日

【学校だより2月号】

次年度の学校経営の方向性について

 校長 谷口源太郎

 令和4年度も残り1月半になって参りました。日頃より本校教育活動に対する御理解と御協力に心より感謝申し上げます。

 現在、学校では令和5年度教育課程編成作業を進めています。来年度はどのような学校経営方針に基づいて教育活動を行っていくのか、その具体的な実施計画の準備作業をしているところです。基本的には令和3年度からの学校経営方針をベースにしていますので大幅な変更はありません。

進める方向としても、重点課題である①学力向上、②基本的な生活習慣の確立、③教育情報化に伴うデジタル化への対応という3つの課題を解決するために引き続き取り組んでいくことになります。そのためには、学校と家庭と地域が一体となって子どもたちを健全に育てていくことを基本です。校訓である「かしこく・なかよく・たくましく」知・徳・体について、より効果的な教育活動が行えるように実践を積み重ねていきます。

 その一方で、学校現場で大きな課題となっているのが、「学校における働き方改革」です。先生方が超多忙な中で子どもとじっくりと向き合う時間が取れない状況が続いています。デジタル化を導入することで少しずつではありますが、業務の効率化や簡素化が進められています。しかし、まだまだ改善の余地が残されているのが現状です。先生方がゆとりをもって子どもたちと向き合い、きめ細やかに、そしてじっくりと関われるようにするために改善策を検討していきます。

具体的な改善点の中から特にお伝えしたい2点をお知らせします。

①「情報モラル教育」の指導計画を作成して系統的に指導していくこと

 低学年期から系統的な指導が行えるようにしていきます。高度な情報化社会、デジタル化された社会をよりよく生き抜いていくためには、子どもの頃からデジタル機器をうまく使いこなせるスキルを身に付けるとともに、正しい情報か否かを取捨選択する力や情報の善悪を判断して発信する力など「情報モラル」についての知識・理解、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力や人間性等を育成していくことが必要です。今後は、保護者も一緒に学べる場を作っていきます。

②子どもとの向き合う時間を確保し、よりきめ細やかな指導を行うために通知表の様式を検討すること

 現在、各家庭にお伝えしている子どもの学習等の様子は通知表「のびゆく姿」として学期末に年3回お渡ししています。通知表の回数は変えずに、内容面での検討をしています。具体的には所見欄の見直しです。各教科等の評価欄、総合所見欄はそのまま残しますが、総合的な学習(3年生以上)、道徳(全学年)、外国語活動(全学年)の所見欄を3学期に1回にまとめる予定です。所見にかける時間を短縮し、その分をゆとりをもって子どもに関われる時間を生み出そうとするものです。それに加えて保護者との教育相談の機会を増やしていく予定です。

 今年度の取組の成果と課題に基づきながら、教職員だけでなく、保護者や地域からいただいた学校評価等へのご意見も参考にしながら更に改善を図ってまいります。

 

 

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