【学校だより】「希望の虹」7月号~コロナ禍での夏休みの体験活動について~

2021年07月12日

コロナ禍の中での夏休みの体験活動について

                                                                                                                       校長 谷口 源太郎
    令和3年度1学期もあと1週間ほどになりました。 保護者や地域の方々はいかがお過ごしでしょうか。
 去る6月30日(水)、7月1日(木)、2日(金)は3日間に渡り、1学期末の授業参観・学級PTAが行われました。 授業参観は4月30日以来2回目、学級PTAは今年度になって初めての開催でした。 学級担任と保護者、同じクラスの保護者同士が初めて顔を合わせる機会となりました。 日頃当たり前にできていたことができないことの不自由さを感じるとともに、あらためてこれまでの普段の生活のありがたさを感じたところです。
 さて、少し古い資料になりますが、国立青少年教育振興機構(H22)のデータによると,自然体験(海や川で貝を採ったり、魚を釣ったりしたことなど)や友達との遊び(相撲やおしくらまんじゅうをしたこと)などの体験が若い世代ほど減少してきています。 また子どもの頃の自然体験、友達との遊び、地域活動に積極的に参加・経験した子どもは,そうでない子どもと比較して物事に対する意欲・関心が高く,規範意識(ルールやマナー等を守る),職業意識が高いという報告があります。 子どもの頃の豊かな体験活動が大人になって影響するということを物語っています。
 東京都では4度目の緊急事態宣言を7月12日(月)から8月22日(日)まで行うことを決定しました。ちょうど東京オリンピックの開催期間と重なります。 今後、第5波が東京から地方へと広がっていくことも懸念されております。
 そんな中でもうすぐ夏休みがやってきます。 夏休みは,日頃学校でなかなか体験・経験できないことに積極的に取り組ませていただきたいと申し上げたいところですが、収束の見えないこのコロナ禍の中で、どのようにしたら子どもたちに豊かな体験活動をさせることができるのでしょうか。
 これまでどおり感染症対策をしっかりとしながら、家族との触れ合い、お盆、墓参りなどの年中行事、キャンプ、海水浴などを経験できる機会を設けていただきたいと思います。
 夏休みに入ると子どもたちの生活リズムは不規則になりがちです。先日お伝えした「早寝早起き朝ご飯」「ノーメディアタイム」「一家庭一家訓」「あいさつ運動」「読書活動(うち読)」などの家庭における共通実践事項について家族でよく話し合って決めていただき充実した夏休みにしていきたいものです。

※この取組の詳しい内容については別途プリントを配布してご説明いたします。

【国立青少年教育振興機構の資料から】

 

【星峯西小学校PTA共通実践事項】 

 

 

7月号学校だより原稿

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