【学校経営】子ども一人一人に「確かな学力」を育む学校経営について

2021年07月16日

今週は全児童(1年生除く)の家庭学習ノートを見ました

7月12日(月)から16日(金)の5日間に渡り、2年生から6年生までの家庭学習ノートを一人ずつ見ました。子どもたちは家庭でどのような家庭学習をどれくらいしているのか、学級担任はどのような課題を与えて、どの程度の見届けてをしているのか、保護者の見届け状況はどうなのかなど実態を把握するためです。

 本校の学力は、ホームページでもお示ししている通り、鹿児島学習定着度調査(小5対象)、全国学力・学習状況調査(小6対象)で学力の定着状況を把握しながら、日々の指導改善に活用できるよう毎年見直しを図っているところです。これまでは県平均や全国平均を上回るか、同程度の学力の状況を維持していましたが、4年ほど前から下降傾向が見られています。今年度1月に実施した鹿児島学習定着度調査(小5、現小6)では県平均を下回る結果となりました。また、5月27日に実施した全国学力・学習状況調査(現小6)は現在集計中(結果は8月中旬に明らかになる予定)ですが、結果は今一歩という感じです。

本校ではこのような状況を改善するために下図の取組を始めていきます。

 

 学校では、子どもたちが分かる・できる喜びや楽しさを味わう授業改善、漢字の読み書き・計算力など基礎的な学力を定着させるための補充指導の時間の充実させていく予定です。また、家庭の学習を充実させるために自作の「家庭学習ノート」を活用しながら、家庭学習の目安時間を設定して、学習内容の充実とともに学習時間の確保、きめ細やかな見届け等を行っていきます。保護者の方々にもノーメディアタイムや早寝早起き朝ごはん等の取組にご理解とご協力をいただきながら、子どもたちの学力保障をしてまいりたいと思っております。

 本校の1年生を除くすべての子どもたちの家庭学習ノートを見せていただきましたが、とても充実した家庭学習に取り組んでいる子どもたちが多数見られました。その一方で、やや文字が乱雑で急いで宿題を済ませたことが伺えるもの見られました。保護者のサイン欄がずっと未記入になっているもの、家庭学習時間が未記入のもの、使った漢字数が未記入のものなども見られました。そのようなところが確実に改善され教師や保護者が確実に見届けを行いながら、賞賛や励ましの言葉かけが行われていけば、子どもたちは良い方向に変わっていくのではないかと思いました。

   

 

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