緑豊かな鹿児島市立河頭中学校は,特認校制度の対象校で少人数ながらみんなで力を合わせ一生懸命に頑張っています。学校全体で緑化活動や地域との交流、様々なボランティア活動などにこれからも取り組んでいきます。応援よろしくお願いします。

夢南風(校長室から)

令和6年度 1学期のスタートに当たって

 2年,3年生のみなさんおはようございます。
 みなさんの進級をお祝いするかのように,河頭中の桜も満開に咲きました。もう葉桜に変わりつつあります。
 令和6年度の新学期,みなさんがこうして元気に登校してくれたことをとてもうれしく思います。1年生24名,2年生,32名,3年生27名,計83名での新たなスタートです。

 私は,今年度,生徒が夢や希望をもち登校したくなる学校にしたいと思っています。夢南風~鼓動あふれる河頭中~。これは夢南風(総合的な学習の時間)を通して,中学生の時期にしっかり夢や目標を定め,少しずつ目標に近づく努力をしてほしいということ,また,努力した成果で自信や誇りを感じてほしいということ,生徒会活動や学校行事を通してたくさんの感動を味わってほしいという願いがあります。
 3年生は,最高学年として自覚をもち,自分の進路を見据え高校入試に向けた努力をしっかりとしてください。また,残り少ない中学校生活でどのような足跡を残していくのか。しっかりと考えて日々の生活を大切に送ってほしいと思います。
 2年生は,中堅学年としてこれまで以上に学校の中核となって頑張らなければいけません。そして,新入生にとってよき手本となるような言動に心がけてください。また,生徒会活動や部活動も中心的な立場となって,自分の可能性を試す意味でも,いろんなことに挑戦していってほしいと思います。
 私は,みなさんに「ふるさとを愛し 豊かな心とたくましい体をもち 夢の実現に向けて 自ら学び続ける生徒」であってほしいと思っています。
 夢は近づくと目標になります。目標を達成すると自信になります。スモールステップでかまいませんから夢をもってください。そして,夢の実現に向けてコツコツ努力を続けていくことが大切です。困ったり悩んだりしたときは誰でもいいから相談をしてください。
結びに,「最高の一年だった」と言えるように,河頭中学校が自分にとって県下一誇れる学校にしていきましょう。

3学期のスタートに当たって(始業式講話より)

 おはようございます。新年明けましておめでとうございます。
 元日は,楽しいお正月を迎えることができましたか。初日の出に手を合わせましたか。初詣では,どんなお願いごとをしましたか。『星の王子さま』の著者サン=テグジュペリは,「計画のない目標はただの願い事にすぎない」本気で叶えようと思うのなら計画を練ることから始めなさいと言っています。私は願い事は願い事として,それ自体は悪いことではないと思っています。しかし,願いを叶えたいと思えば,それを目標と自分の中で捉え,計画を練り,実行に移していかなければ,叶うことはないというのが現実です。つまり,挑戦しなければ失敗もしないが成功もしないということです。
 みなさんにとって大事なことは,今年は去年のままの自分であってはならないということだろうと思います。1年生は,2年生に。2年生は3年生に。3年生は,卒業して「自分探しの旅」へと巣立っていきます。そのために今やらなければならないことをただ粛々と(コツコツ)と実行するだけのことです。何を……。勉強です。「勉強」には,「物事を習い覚えること」という意味もありますが,「努力して困難に立ち向かうこと・気が進まないことをやること」という意味もあります。そして,先生方や教科書から得た知識をもとに,積極的に技術・知識を習得することが「学び」なのだそうです。
 なぜ勉強をするのか?それは,社会の中で自分らしく生きることができる存在になっていかなければならないからです。
みなさんに言いたいことは,今は勉強から逃げないでほしいということです。
 3年生は,いよいよ高校入試が始まります。旅立ちまであと少しです。感謝と希望に満ちた春が来るよう,学級一丸となって頑張ってほしいと思います。
 2年生は,2月3日立春の頃に,「立志」を迎えます。「立志」とは,文字通り志を立てると書きます。2年生にとって,この3学期は3年生への出発の時でもあります。そのことを意識して文武両道頑張ってほしい。(6か月後には,最後の中体連大会があります。)
 1年生は,初めての中学校生活,みなさんは本当に素直に,一生懸命頑張っている。新入生の手本となれるように残りの3か月でもっと自分を高めていってほしい。
 結びに,未来とは,自分で想像するものではなく自分で可能にするものです。3学期は,それぞれの学年が次のステージに上がることを常に意識して,充実した学校生活を送ってくれることを期待しています。これで,私の話を終わります。

2学期を振り返って(終業式講話より)

 生徒のみなさん,おはようございます。
 2学期も今日まで,みなさんにとっての81日間はどうでしたか。
 それは,1学期よりも成長したなあと感じられるかということです。
 授業はもちろん,学校行事や生徒会活動,部活動など全体的に学年らしさが出ていて成長したなあと本当に思いました。みんなそれぞれによく頑張りました。
 今,各学年の代表,生徒会代表の2学期の反省がありましたが,聞いていてそうだなと同感できるところがたくさんありました。反省がしっかりできるということは,人として成長したいと思う気持ちの表れだと思います。また,この2学期は,命に関わるような大きな事故もなく,ほとんどの人が毎日,元気に登校できて良かったと思います。でも,登校したくてもできない,教室に入りたくても入れない友達もいます。その友達に対して,給食を運んでくれたり,休み時間に話をしてくれたり,優しい気持ちで接してくれた生徒がいることを私はとてもうれしく思いました。人の気持ちを理解して,適切な言葉かけや行動が取れることは,とても素敵なことです。
 さて,今日は,担任の先生から2回目の「通知表」が手渡されます。先生方は,みなさん一人一人を全ての学校教育活動の中でしっかりと見てくださっています。その評価や所見に込められたメーセッジ(思い)をしっかり受け止め,反省をして3学期の新たな目標を立てることが大事です。1年の計は元旦にありです。
 明日からの17日間の冬休みは,規則正しい生活に心がけてほしい。日頃できない家の大掃除など,手伝いも進んでしてください。そして,1・2年生は1・2学期に学習したことを忘れないように冬休み課題を中心にしっかり復習をして,1月16・17日にある鹿児島学習定着度調査で自分の実力が十分発揮できるようにしておいてください。3年生は,受験(検)に向けて苦手な教科や問題を再度,確認してほしいです。
 結びに,この冬休みは,感染予防や交通事故等十分に気を付けて,楽しい正月を迎えてください。
 1月9日には,全員が気持ちを新たに元気に登校してくれることを期待して,私の話を終わります。

2学期のスタートに当たって(始業式講話より)

 生徒のみなさん,おはようございます。
 出校日でも言いましたが,この夏休みは命に関わる大きな事故もなく,こうして皆さんが元気に登校してくれたことをとても嬉しく思います。
 さて,今日から2学期のスタートです。今,生徒会・各学年の代表の発表がありました。いずれも学年らしさが出ていて,充実した夏休みと2学期への意気込みが感じられるとても素晴らしい発表でした。
 この2学期は,体育大会,文化祭等をはじめ,様々な行事があり,1年間の中で学校が一番活気づく学期です。そして,皆さん一人一人にとっては,大きく成長する時期でもあります。勉強やスポーツなど何事にもチャレンジ精神で積極的に取り組み,多くの貴重な体験を重ねて自分の可能性を引き出してほしい。
 1年生は,中学校生活にも慣れ,すっかり中学生になりました。これまでの甘えを捨て,よく考えて適切に行動することが大切です。
 2年生は,3年生から引き継いだ部活動や学校行事を通して,よりよくしていくために主体的に考え,判断し行動することが大切です。
 3年生は,中学校生活のよき思い出となるよう,体育大会,文化祭等精一杯取り組み,進学に向けた次のステップに気持ちが切り替えられるようにしていってほしいと思います。来週の月曜日には,3年生は市内共通実力テスト,1・2年生は夏休み明け実力テストがあります。そして,9月10日の体育大会に向けて応援団,エイサーの練習も本格的になってきます。計画的に練習が進められるようにしていってください。
 先生方は,授業,部活動,生徒会活動,学校行事などどのようにしたらみんなにとってよりよい教育活動の場となるのか,創意工夫して準備してくださっています。そのことをしっかり理解して,一人一人がよく考えて,行動し,皆さんにとって実り多い2学期になることを期待して私の話を終わります。

1学期を振り返って(終業式講話より)

 おはようございます。
 1学期も今日まで,明日からは,いよいよ夏休みです。
 今,生徒会,各学年の代表の皆さんの発表がありました。皆さんは,それぞれの1学期の反省を聞いて,どのように感じましたか,私は,とても共感しました。皆さんもそれぞれにそうだなと感じたと思います。
 1学期は,全体的にそれぞれの学年らしさが見られて,授業,学校行事,生徒会行事など各学年・学級とも本当によく頑張りました。
 さて,今日は,担任の先生から「通知表」が手渡されます。「通知表」の内容をしっかり受け止めて,反省すべきは反省し,明日からの生活や2学期に向けて目標を新たに立ててほしいと思います。

 「通知表」は,単に皆さんを評価するものではなく,皆さんに対する先生方の期待や思いというものが込められています。皆さんにとっては,この1学期,自分ができる精一杯のことを一生懸命にやって,納得のいく毎日を送ることができたかどうかということになるかと思います。
 明日から始まる42日間の夏休みは,規則正しい生活に徹し,文武両道,有意義な毎日を送ってください。授業はないけれど,みなさんの心と体と脳の成長は止まるわけではありません。部活動や家庭でのトレーニングで体を鍛える,夏休み課題にしっかり取り組んで頭を鍛える,夏休みにしかできないことにチャレンジして楽しい有意義な夏休みにしてください。
 私から皆さんに特に心がけてほしいことを3つ言いますので,よく聞いてください。
1 感染症に気を付ける。(毎日の体調管理,手洗い・ うがい)
2 命に関わる事故に遭遇しないようにする。自分の命は自分で守る。
 (熱中症・交通事故・水難事故・不審者等)
3 不安になったり,困ったときは1人で悩まないで相談する。
 (保護者,学校の先生,24時間子供SOSダイヤル,かごしま教育ホットライン24などの電    話相談)
 皆さん一人一人は,かけがえのない河頭中の大切な生徒であるということを忘れないでほしいです。
 終わりに,
 現在,北陸豪雨災害(富山県・新潟県)での被害状況等が連日ニュースや新聞で報道されています。ここ鹿児島県も30年前の平成5年8月6日に100年に1度と言われるほどの豪雨に見舞われ,甲突川が氾濫し甚大な被害に遭遇しました。8・6豪雨災害として新聞でも河頭中が取り上げられました。
 8月1日(火)の出校日に詳しく当時の様子についてお話したいと思います。

8・6豪雨災害から30年 あの日を語る

 先日,テニスコートで作業をしておりましたら,近所の方から声をかけられました。丁寧に挨拶をしましたところ,「校長先生は,今日の新聞をご覧になりましたか。」と尋ねられました。「いや,まだです。」と答えると8・6水害から30年めを迎える特集記事に河頭中のことが掲載されていることを教えてくださった。そして,河頭中が30年前に,8・6水害で大変な被害に遭ったこと,当時の教頭先生と避難したこと,その日の学校の惨状を30分ほど話した。実は,取材を受けられた緒方先生は,校長をされているときに公私ともに大変お世話になった先生である。8・6水害のことは,幾度となく先生にお話を聞いていたので,近所の方との会話も弾んだ。河頭中に赴任して,たまたま棚の整理をしていたときに「浸水した河頭中と私の体験」と題した記録誌が数冊保管されているのに気付き見たばかりであった。お話にあったとおりの写真や生徒の体験記が掲載されている。今ある教室や体育館,校庭など整備されて30年経ったということである。当時,何もなかったフェンス沿いには,手入れが必要な樹木や雑草が生い茂っている。

 その日は,30年前に復旧を目指して整備された多くの方々の思いに馳せながら作業に戻るとであった。

 

新聞記事は,生徒にも分かるように校内に掲示してあります。

南日本新聞より

ご挨拶

「全ての生徒が夢や希望をもって登校し,明日の期待に胸をふくらませて下校する学校に」
                       校長 渕脇 広智(ふちわきひろとも) 

 

 今年度,日置市立伊集院北中学校から赴任して参りました校長の渕脇です。よろしくお願いします。

 さて,令和5年度は,30名の新入生を迎え,生徒数78名,職員数16名,5学級(特別支援学級2学級)でスタートしました。校訓「誠実 勉学 健康」を意識し,文武両道,笑顔いっぱい,元気いっぱい,生徒たちが日々,勉強や部活動,生徒会活動,学校行事にがんばっています。生徒一人一人が中学校での様々な体験や経験をとおして,自らの未知なる可能性に気付き,伸ばしていってほしいと思います。
 私は,学校での生徒の表情や活動の様子を見るのがとても好きです。授業中は,どの教室でもみんな真剣に授業に取り組んでいます。不定期に授業を見に行きますと真剣に授業に集中している生徒の姿があります。目が合ったときは「よくがんばっているね。」とアイコンタクトを送ります。一生の中で学びに集中できるこの時期(義務教育)は,授業に集中して学びを深めてほしいです。タブレット端末を活用した授業も増えてきました。調べる,まとめる,情報を共有する等の学習のツールとして使いこなしてほしいと思います。
 放課後は,生徒たちが最も輝いている時です。部活動など自分の大好きなスポーツや文化活動に仲間や顧問の先生と共に取り組んでいます。授業と違って好きなことだからでしょうか,皆,走って活動場所へ移動しています。また,保護者送迎やバス通学生の多い本校では,1階の交流室で帰る時間まで自習をして過ごしている生徒もいます。とても感心です。

 5月8日から新型コロナウィルス感染症が第5類に引き下げられました,生徒の姿を見られる毎日に感謝しながら,全ての生徒が夢や希望をもって登校し,明日の期待に胸をふくらませて下校する学校,地域と共にある学校づくりを目指して,本校職員一枚岩となって、日々教育活動を進めてまいります。中学校3年間で生徒たちは急激に成長します。保護者・地域の皆様とともに生徒たちの成長を見守り,支援していきたいと思います。本校の教育活動に対し,御理解・御協力をよろしくお願いします。 (令和5年4月)

 

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